GOSICK RED (単行本)

著者 :
制作 : みなとそふと 
  • KADOKAWA/角川書店 (2013年12月25日発売)
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感想 : 117
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「GOSICK RED」
新天地ニューヨーク。一弥は新聞社で働き、ヴィクトリカは探偵事務所を構えた。街は好景気に湧き、禁酒法下の退廃が人々を闇へと誘う。ソヴュール編からNY編へ。


☆あらすじ☆
<blockquote>
超頭脳<知恵の泉>を持つ銀髪の美少女・ヴィクトリカ・ド・ブロワは、ソヴェールより戦火を逃れ、グレイウルフ探偵社を開設(働きたくないが)。心優しき東洋の青年・九城一弥(帝国軍人一家の三男)は、新興新聞デイリーロード紙の見習い記者。戦争終結後、無事に戦場を生き延び、九城の母国で再会した2人(ヴィクトリカは、一弥と二度と離れないことを約束したのだった!)が、NYで駆け巡る。
</blockquote>


ソヴュール編を第1シリーズとすると、REDから始まるこのシリーズは第2シリーズになる。2人の魅力は不変ながら久城の相棒カメラマン見習い・ニコ、NY市警・ベンジャミン刑事、そして超重要人物アメリカ合衆国時期大統領候補・ゴールスワージ、イタリアンマフィア・ガルボ 等、新たなキャラクターも登場し、作品としても面白さも倍増といったところ。


ヴィクトリカが挑む事件は、マフィア連続殺人事件。その裏に潜む強大な闇と新たな敵が出てきて、今後も見逃せない展開になってしまいそうです。ヴィクトリカに付きまとう運命をどうか久城と共に振り払って欲しい。


にしても、ヴィクトリカ。魅力は不変と書きましたが、訂正。可愛さは激増している。久しぶりだから?いや、そんな理由ではない。REDでは、久城の同居人という扱いであり、関係性はまだ言及されていませんが、随所に見せるツンデレやデレを見るに「おいおい。可愛すぎるだろ」と。


個人的には、今後も登場するだろうニコに頑張ってもらいたい。ヴィクトリカと久城をサポートする心強いパートナーとして。


2人を中心としたテンポ良い会話や程よい恋っぽい雰囲気、そしてミステリアス且つ残酷な背景をベースとした事件に時折見せる悪魔のような歴史といった所はソヴェール編から変わらず。しかし、今シリーズでからは政権の奪い合いといった要素も盛り込まれそう?


最新刊GREENが出るまでに追いつかないといけないな^ ^

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2016年10月8日
読了日 : 2016年10月8日
本棚登録日 : 2013年12月30日

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