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レビュー by kaoriririri1128さん
第一章:バブルの経済学
第二章:構造改革の経済学
第三章:格差とインセンティブの経済学
かなり読みやすかった。
一貫して新古典派経済学への批判。
(竹中、小泉さんへの批判は少しうけた)
サブプライムについて述べている本かと思いきや、
アメリカを代表とする現代資本主義経済の限界について述べられていた。
バブル以降日本が模倣してきたアメリカの金融体制。しかし、実際はバブルが崩壊すると金融緩和、また新しいバブルを待って・・の繰り返しでごまかしてた。挙句、世界中にリスク分散させ失敗し、不況は全世界に波及してしまった。アメリカ型の金融政策を行ってきた日本の危うさを感じさせてくれました。
でも、個人的には、第三章が興味深かった。
「大きな政府」か「小さな政府」か。
→縦軸にGDP, 横軸に政府規模をとった場合、ここに相関関係は存在しないらしい。
小さな政府の成功例…アメリカ
大きな政府の成功例…北欧
では、これから日本政府はどうすればいいのか。現在注目されているのは、北欧の社会政策(Flexicurity)かと。ただ、これをすぐさま日本にそのまま導入出来るかというと難しいところ。現状の税制などとかなりのギャップがあるかと。ただ、アメリカの模倣で失敗した日本。さまざまな社会問題が浮き彫りになっている日本。現状の政策を維持し続けていてはいつか崩壊することは氏も述べている通り。
感想としては、現状経済に対し政府はどんな政策をとっていくべきなのかについてもっと言及してほしかった。
余談ですが、ロールズの『正義論』を読んでみたくなりました。
てか、やっぱ金融苦手。
レビュー登録日 : 2009年04月25日
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