本のカバーの手触りからもったりとしたバターの雰囲気が出ている。
ページを捲ればこれまた濃厚な黄色のバター風味たっぷり…お腹が空いている時に読めば美味しそうなご飯の描写に涎が出る。
中盤からはどんどん木嶋の罠にはまるようで苦しい…何が正解で誰が正しいのか。女が成功するためにするべき事や正しいことが何か、もう息苦しくて堪らなかった。
自分の欲に正直に生きることは素敵だと言われるのにも関わらず、何故か欲望のままに生きれば批判される世の中。自分の思うように生きて行くことはなんて難しいことなのか。
それでも沢山の傷を超えて人は強くなるし血となり肉となっていくのだなと読後に思った。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
2017
- 感想投稿日 : 2017年6月21日
- 読了日 : 2017年6月21日
- 本棚登録日 : 2017年6月21日
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