余命二億円

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店 (2016年3月2日発売)
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本棚登録 : 74
感想 : 24
2

重厚な社会派小説を期待しましたが…、
何だか、安っぽいメロドラマでした…。

交通事故にあった父親の延命治療の是非を、
2億円の遺産を軸に、兄弟が争ぅ設定は…、

本来ならば、延命治療といぅ骨太の骨格に、
贅肉を削ぎ落とした筋肉質なお話になるところ、
骨粗しょう症のよぅな?スカスカの骨格に、
贅肉がたっぷりのブヨブヨなお話になっており、
終章もかなり興醒めな感じで、ガッカリ…。

延命治療にしろ、
腎臓移植にしろ、
遺産相続にしろ、
キャラクターから語られる主張は在り来たりで、
お話も含め、作者さんの創造力が乏し過ぎる…。

現実は、面白くなぃくらいシンプルで、しかし、
二者択一の選択の苦悩は、こんなもんじゃない。

そこを、どぅ脚色して、どぅ小説にまとめるか、
とても難しぃでそぅが、いつか読んでみたぃ…。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2016年9月10日
読了日 : 2016年9月10日
本棚登録日 : 2016年3月5日

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