骸骨乗組員 (扶桑社ミステリー キ 1-1 スケルトン・クルー 1)

  • 扶桑社 (1988年5月1日発売)
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感想 : 43
5

■書名

書名:スケルトン・クルー〈1〉骸骨乗組員
著者:スティーヴン キング

■概要

7月19日のその夜、メイン州西部の全域が、未曽有のはげしい雷雨
にみまわれた。嵐に脅える住民たち。だが、その後に襲ってきた
“霧”こそが、真の恐怖だったのだ。その霧は街をおおいつくし、
人々を閉じこめてしまう。奇怪な霧に閉じこめられた人々の動揺と
冒険を描く中編『霧』、シカゴのやくざたちの結婚式で演奏した
ジャズ・バンドの災難『ウェディング・ギグ』、3百年前の鏡台の
鏡の片隅に映る影『死神』など、恐怖小説の王者が贈る短編傑作
集『スケルトン・クルー』からの第1弾。
(From amazon)

■感想

スティーブンキングの短篇集です。
映画のミストを観て、原作を読んでみたくて結構長い間探していた
ら、この間たまたまブッ○オフ(名前隠す意味あるのかな・・・)で
見つけました。
見つけた瞬間は思わず声をあげましたね。

で、内容ですが、ミストはかなり原作「霧」に忠実に物語が再現され
ていたと思います。
最後は全然違うものとなっていますが、これはこれでお互いいいの
かもしれません。
この場合、どちらも違う絶望的なエンディングとなっています。
この人は、限られた空間での人間心理を描くのが本当にうまいです。
個人的には、宗教女を殺すあたりは、読んでいる人間の心理をよく分
かっていると感じました。

その他の短編は、特にどうというわけではありませんが、一つ一つ
安定したレベルで読む事ができます。


このシリーズ、あと2冊あるようなので、古本で見つけたら購入し
たいです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 本:小説
感想投稿日 : 2014年2月15日
読了日 : 2014年2月15日
本棚登録日 : 2014年2月15日

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