この春以来この手の本ばかり読んでいる。日本と中国の和解はいかにしてできるかを日本とイギリスとの個人レベルでの和解
を通じて提案する。イギリスの捕虜達が日本人に恨みをもつのはもちろん過酷な労役があったのだが、それ以上に自分たちより以下と思っていたアジアの人間に使役されたことの方が大きいだろう。また、中国の政府がその正当性を日中戦争での輝かしい勝利に頼っている限り、真の和解はできない、中国がそれ以上に晴れがましい成功を収める必要があるというのは理解はできるが、かなり先のことのような気がする。
読書状況:未設定
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2005年8月28日
- 本棚登録日 : 2005年8月28日
みんなの感想をみる