山行記

著者 :
  • 山と渓谷社 (2011年3月18日発売)
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本棚登録 : 51
感想 : 10
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パニック障害とうつを抱えてきた筆者が、病院の仲間や支えてくれた妻らと山に登る記録集、紀行文。
「わたし」を見極めたい業のようなものを持つ彼が、厳しい自然にむかって酷使する「からだ」でものを捉えようとする。
「ようこそ先輩」の企画で小学生が答えた小説の定義がおもしろかった。「小説ってのわあ、作文の長いバージョンでえ、じぶんのことを書くけどお、すこしだけ夢も入れとくもの、かな」。またそれを南木佳士が完璧な答えと受けとめているのも可笑しい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2011年5月8日
読了日 : 2011年5月8日
本棚登録日 : 2011年5月8日

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