絶対に好きになっちゃいけないタイプ。ニシノユキヒコと、横道世之介。
でもね、やっぱりこういう男魅力的。というか、こういう男を書く筆をもたせたら、川上弘美は秀逸なのだ。
どうしてもてんの?(怒) どうして執着しちゃう?(寂) 理性、理屈と本能のあいだは何なのか? そういうことを、解りやすく書いたらきっととても単純でつまらなくなってしまう。だってある種の世の女は皆そういう男に惹かれる法則だから。
その「間」をまるで説明臭くなく、のんびりと描く腕に楽しませてもらったよ。
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- 感想投稿日 : 2014年6月20日
- 読了日 : 2014年6月20日
- 本棚登録日 : 2014年6月20日
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