最強伝説 黒沢 (8) (ビッグコミックス)

著者 :
  • 小学館 (2006年2月28日発売)
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感想 : 9
4

仲根の依頼を受けてそれを何故か完遂した黒沢。
それはいいが、そのせいで留置所送りに・・・。
不起訴故、前科はつかないが逮捕歴はついた。
そんな黒沢に怯える周囲の人間たち。

噂に尾びれがついて、
銃に勝つ男などと根拠のない言われよう・・・。
さらに、「魔王」だの「性悪暴君」だのと恐れられるようになる。
そんな黒沢がいきなり暴漢に襲われる事件が起きた。
事件の犯人は黒沢の事をよく思わない職場の人間か。
それとも・・・。

結局何だかんだあり、その犯人が判明。
いつ襲ってくるか分からない暴漢対策に黒沢は色んな事をする。
いつもユニフォーム姿でバットを持ち歩いたり、変装をしてみたり・・・。
だけどそんな事は一時しのぎにしか過ぎないと気づいた黒沢はヤツらと対峙する決心をする。

そのやり方がまた斬新!
かつ笑える!
だけどすごいな~と思った。
国家権力など頼らずに自分で知恵を出して何とかするところが・・・。
普段は勘違いな行動ばかりやってるのに、どうして土壇場になるとこういう知恵が出るんだか・・・。
ある意味、そういう黒沢のバカさ加減や世間の常識ではかり知れない部分に惹かれてゆく人間も出来てきた。
今回も黒沢の計画に協力してくれる職場の仲間がいる。
損得のない行動って、人の心を動かす力があるよな~とこれを見て思った。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 青年マンガ
感想投稿日 : 2013年7月10日
読了日 : 2012年7月30日
本棚登録日 : 2013年7月10日

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