山百合の咲き乱れる唐沢家の別荘。
雪に閉ざされたその別荘にいるのは4人の女性。
唐沢家の3兄弟の嫁3人と、3兄弟の父親、つまり彼女たちにとっては義父の後妻の連れ子、有沙。
男たちの到着を待つ彼女たちのもとに一通の手紙が届く。
そこには、『おまえのせいで、俺の妹は廃人同様になった。おまえは遊びのつもりだったんだろうが、妹は真剣だったのだ。俺は妹の代わり、おまえを痛めつけてやることに決めた』というような事が書かれてあった。
閉ざされた別荘で、脅迫者の影に怯える4人の女性。
しかもその手紙は翌日にはなくなっていた-。
ずい分薄い内容で、現実味の薄い話だな~と思いました。
犯人も早い段階で想像がついたけれど、なぜこういう事をするんだろう?結末がどうなるんだろう?と思いながら読み進めて退屈はしませんでした。
ストーリーにスピード感がありさらっと読めるミステリーです。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小池真理子
- 感想投稿日 : 2013年7月21日
- 読了日 : 2011年9月16日
- 本棚登録日 : 2013年7月21日
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