いきるためのメディア―知覚・環境・社会の改編に向けて

  • 春秋社 (2010年8月4日発売)
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本棚登録 : 58
感想 : 5
4

ドミニクチェンの章だけ。

ガバナンスには秩序の部分に加えて自由な部分が必要。
コミュニケーションの成功要件を主体双方の要求が満たされる事と定義すればジョイントアテンション=共通の主題や課題を共有する事/の醸成に肝がある。
認知コスト=相手の心理を想像するのにかかるコスト
認知コストの低い場所で恊働が行われやすくなる。
本当の「理性」や「自由意志」なんてものが存在するのか?

公正性とはつまるところ確率論である、と考えられる。
公正性の高い社会=望んだ結果が達成できる確立が万人にとって高い社会

公正性の最大化とは構成要素のそれぞれが各自の最大限の能力を発揮できるように画策する事

リグレト//

認知コストを下げるためのグラウンドルール。宗教。

ドミニクチェンすげー。ルーマンは社会構成の最小単位を個人ではなく個人間のコミュニケーション(距離)と捉えていたけど、それをこの話に応用すればちょっと平面的でもやっとして部分、(相互作用の影響の考慮がたりないかな)と思った部分も解消できそう。
距離とメタ視点をたす。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: complex system
感想投稿日 : 2012年12月23日
読了日 : 2012年12月23日
本棚登録日 : 2012年12月21日

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