きょうの私は、どうかしている

著者 :
  • 小学館 (2006年11月24日発売)
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本棚登録 : 87
感想 : 19
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全部で11編の短編が収録されている小説です。どれも主人公が40歳前後で、独身。独身の理由はそれぞれだが、共通して今の現状に侘しさを感じ、独身主義を通してきたわけではないのに、「どうしてこうなっちゃったんだろう」と思っている。その描かれ方が、実に素直で率直で、そして、どこかサバサバとした余韻も残して、潔い。「そう・・・女って、こうなんだよなー。」って共感したり、「バカだよなー。」って思ったり・・・ 読んでて苦笑いしてしまう。そして、「こんなに一所懸命生きてる女に、どうして男は気づかないで通り過ぎていくの?」って、文句のひとつも言いたくなってきます。これを読んで、等身大の大人の女の人を理解してね。

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: 女性作家
感想投稿日 : 2007年8月24日
本棚登録日 : 2007年8月24日

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