長い。小説としては、もっと短く凝縮した作品に出来ると思うし、その方がスリリングで面白いだろうと思う。丹念に丹念に事件の詳細情報を盛り込んでいるが、そこまでいる?と思うのが正直なところ。というか、それが成功してるのか疑問。警察小説にクソリアリズムを求めたいファンには好まれるのかも知れないが。自分のように雑読、乱読派にはちょっともて余す。黒川さんも楽しんで書いてたのかなあ。無理に引き伸ばしてないか、これ?と何度も思った。全体的に爽快なストーリーでもないし。後半登場するはみ出しものの刑事は面白かった。落ちはあまりスッキリせず。でも、黒川ワールドが嫌というほど味わえます、これ一冊で。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2017年11月23日
- 読了日 : 2017年11月23日
- 本棚登録日 : 2017年11月23日
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