ものまねタレントさんの本。
いかにして対象を捉え、自分の身体でアウトプットするか。

2018年1月13日

読書状況 読み終わった [2018年1月13日]

透明人間になる前から短気だったのか、透明人間になった後に短気になってしまったのか。
ひねくれた性格が導く悲しい結末。

成功体験を読んで気分を上げています。

アメリカ南北戦争。
主人公は南に属し、戦いで重症を負う。
剛毅だったから、主人公は愛する女性に再び会えた。そして二人で幸せになるはずだった。
しかし主人公はその剛毅を発揮できない状況に直面する。

主人公は80日間に世界旅行を達成しないと、無一物になる。
旅の間、次から次へとトラブルが起こるが、主人公は泰然自若とし、金にものをいわせ、トラブルを突破していく。

第1話:賭けの話。絶対に自分がが勝つという自信があったので、もし自分が負けたら、相手と自分の娘と結婚させると約束をした。しかし相手が一枚上手だった。

第2話:これも賭けの話。ある男性が事故にあった方が賭けに有利だと思い、とある女性の眼の前でわざと事故を起こす。しかし相手の女性は人に信用されない人だった。南無。

第3話:別れ話に高級毛皮コートをプレゼントされた既婚女性。頭にきたその女性は質屋に高級コートを預けて金を得る。そしてその質権を夫に拾ったと言い、夫が質屋で高級毛皮コートをゲットするはすだった!

第4話:自宅にエレベーターがあることを押さえて読めば、オチもすんなりわかります。

第5話:完全犯罪成立のお話。凶器は「みんなでおいしく頂きました。」

第6話:夫婦に生まれた子供が次々と亡くなる。最後に生まれた子供が生きながらえる。この子も兄弟の後を追って欲しかったと思える話。

第7話:相手に散々振り回されて非常に迷惑受けた。控えめな、こんな捨てゼリフを言いたくなるだろうなぁっていうお話。
「あなたは疲れている。休暇を取った方がいい。」

洋服のたたみ方のために買った。服をコンパクトに収納することを期待して。

アイルランド出身者の作家短編集。

第一話:一宿一飯の話
第二話:パーティに呼ばれた。着飾って行ったら、お手伝い要員でした。
第三話:不妊の妻と離婚。元妻は再婚し妊娠。それってどういうこと?
第四話:不慮の事故で子供を亡くした母親に、食料を届ける青年の話
第五話:俺様な父親に家族全員でNoを突きつける。
第六話:バイオリニストと酒とこの世。散文チック。
第七話:鮭を買い、必死に持ち帰ったものの…。

京都二十四節気のイラストとエッセイ。
水彩画のイラストの色に注目。
季節を表す淡い色に癒されます。

服を買いに行く時は辛口で突っ込んでくれるお友達と行くといいでしょう。
この本はそんな役目をします。

7タイトルを獲得した将士の動きについて学ぶ。

野球選手だが、考え方が職人だ。
プレーは職人芸のよう。

恋愛抑制物語。
安泰な人生であったが、冒険しなかったことが忘れられない主人公(男性)のお話。

ゲイ雑誌に「pen pal募集。友達になって下さい」という広告を載せ、手紙を送ってきた人物に「お前がゲイだということをバラす」と脅して金をふんだくっている奴らがいる。
その名は「Brethren」。

ある日、超大物が手紙を寄越してきた(背後にCIAがいる)。Brethrenは超大物から金をふんだくることはできるのか?

会話の時は自分を一段下にする(自虐、失敗ネタ)、反語を使う、ツッコミ重視、要は観察力がモノを言うんだろう。
それ以前に笑顔がないと台無しです。

「背乗り」的なお話。
金持ち息子を連れ戻すために主人公はイタリアへ行くが、息子を殺害し、相手に成りすまし、金品をモノにする。

警察は金持ち息子を捜索するが、被害者は外国人であり、現代のように科学的捜査の手法がない、関係者は主人公の証言に頼るしか術がないため、主人公には有利な展開で逃げ果せるのだった。

勧善懲悪なお話。楽しい。
新米弁護士が原告の代理人となり、保険会社を相手に争うストーリーがメインであるが、さりげなくラブストーリー(ドメスティックバイオレンスを被る女性)も盛り込まれており、読む手が止まらない。

あまりにもいい条件で法律事務所に入所した新人は、実は人身御供候補だった。
新人は証拠を持って逃げ出すが、無事に逃げられるか?

巨悪が事件の証拠、証人を隠滅するのが先か?
事件の証拠、証人が周知するのが先か?
同点決勝なお話。

少年4人、12歳の夏の冒険物語。
あの時の仲間はもういない。
だから忘れられない。

友人というものは流動的である。
いつまでも自分の人生に留まっていない。
勝手に自分の人生に入ったり出たりする性質があるので、勘の冴えがいります。

ポー短編集(10作品)

第一話:独白の物語。不真面目な主人公の中には正義感の強いキャラが共存していた。しかし主人公はそれに気がついていないため、正義感の強いキャラが自分を邪魔する他人に見える。
周りの人たちはそんな主人公がどう見えていたのだろうか。ドッペルゲンガー?

第二話:財宝のありかは暗号化されていた。暗号を解読できる頭のいい人がいてもチームワークに難があるので、財宝入手に時間がかかる。

第三話:とある家系が死に絶えた時、同時に家も崩壊した。

第四話:どんなに防御しても、ウイルスは突破する。

第五話:憎い奴に酒でおびき寄せる。憎い奴は管を巻きながらついてきて、最後は鎖に巻かれる。

第六話:うずしおから生還した男性の話。恐怖で男性が白髪になる。

第七話:拷問部屋に閉じ込められる。

第八話:盗まれた手紙を盗む。大事なものは大事な場所にあるとは限らない。

第九話:険悪な隣家からやって来た馬を気に入ってしまう。馬に入れ込み、人付き合いを避けるようになる。

第十話:密室殺人。老母は刃物で首の皮一枚まで切られて死亡。娘は煙突の中で死亡。残忍な犯行。盗まれたものはなし。犯人は?

東日本大震災の後に行われた対談。
震災に関する話題を改めて振り返る。
ネット社会で情報は氾濫するようになったが、情報はどんどん移り変わる。
人生は短い。情報に溺れている場合ではない。

読後は「底を打つ」という言葉を思い浮かべた。
自分の持ち物全ての大底を確認するという行為が極限と例えられるような感じ。

この本の著者は年齢が高めなので、余命を意識した整理整頓術を紹介している。そのせいか、片付けない親には同情的な考えを持っている。

ひょっとすると残りの人生は時間は短いかもしれない。
いつ死ぬかわからないので、若かろうと残りの人生を愛おしむように生きる。その中に整理整頓がある。

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