意身伝心: コトバとカラダのお作法

  • 春秋社 (2013年7月29日発売)
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本棚登録 : 132
感想 : 8
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私は「時代」に生まれてきたんだろうか、「私」として生まれてきたんたろうか。時代がこうだったから私はこうなったと言ってしまうのは、ぼくにとっては風景なんですね。それは絶対に言いたくない。
「風景を見た」と思ってしまったら、時代論や世代論のワナにはまると思っていた。
「ぼくは管理されて自由である」とか「私は私という例題のために生きてます」といったことを書いたんですが、たくさんの制約やたくさんの管理を同時に受けているからこそ、私たちはおもしろく動くことができるし、考えることができる。何の制約も受けていないものは存在すらもしていない。
ぼくがなぜこの時代に生まれてきたのかということも制約です…運命だとか偶然だとかいうのではなく、自分でそのことの意味を自分で決めつけてやらないと、命というものの意味が、わからなくなるんじないですか。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2016年7月25日
読了日 : 2016年7月25日
本棚登録日 : 2016年7月17日

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