ソ連軍の侵攻を受け、国境付近の日本軍は開けなく崩れ去る。敗残兵として逃亡する主人公であるが、おなじ敗残兵である日本人の地元民に対する「火事場泥棒」的な振る舞いが彼らの立場を危うくする。ここでも生き残りをかけ、彼らも盗みや殺人などを犯さざるを得ない。この小説はフィクションであるが、こういう状況がかつて実在し、戦争ではないにせよ、一般社会でも起こっていることから目を背けてはいけないのだろう。
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- 感想投稿日 : 2017年12月22日
- 読了日 : 2017年12月22日
- 本棚登録日 : 2017年9月1日
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