ぼくの命は言葉とともにある (9歳で失明、18歳で聴力も失ったぼくが東大教授となり、考えてきたこと)

著者 :
  • 致知出版社 (2015年5月30日発売)
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盲ろうの東大教授、福島先生の著書。視覚と聴覚を失った人がこんな分量の本を書けるのかとまず驚愕。何より言葉を大切にされている方の「文書=言葉の結晶」であり、とても純粋でストレートでストンと腹落ちする。また、本文の中で引用される名著・名言の類がすべて至言。「ともかく生きている、それだけで人生90点」「人間が生きる上で実現する3つの価値、創造価値、体験価値、態度価値」「絶望=苦悩ー意味、つまり絶望とは意味なき苦悩である」byヴィクトール・フランクル。「生命は、その中に欠如を抱き、それを他者から満たしてもらうものなのだ」by吉野弘

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2017年11月8日
読了日 : 2017年11月8日
本棚登録日 : 2017年5月17日

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