黒と茶の幻想 (上) (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (2006年4月14日発売)
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本棚登録 : 5060
感想 : 382
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ミステリーのオチは予想がつくものの、構成がよく練られている。サイドストーリーや小ネタもあり飽きない。
屋久島を旅した事があるので、島の自然については盛りすぎに感じてしまった。どの本でもそうだけど、読んでから旅をする方が、読む前に旅をするよりずっと楽しい。
現実味のあるキャラクターが少しデフォルメされて登場する。彼らの語る心象風景は、どの人物もどこかしら共感できる。
描写が映像化ありきのような直截さで、好みが分かれそう。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2016年4月18日
読了日 : 2016年4月17日
本棚登録日 : 2016年4月18日

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