戦争は嫌だ!
命をかけてその一存を貫いた方たちがいた
今この時代にこそ、読まれて欲しい一冊です
改めて 今のこの時代は限りなく「戦前」なのだと
思わせられる一冊でもある
筆者の森まゆみさんの危機感がひしひしと伝わってくる。
九人のリベラリストが登場する
そのうちのお一人「ヤマセン」こと山本宣二さんを評して「政治的には無欲なのに、時代の中で政治家に押し出され、専門用語を声高にしゃべらず、いつも大衆のわかる比喩を用い、過激に跳ね上がらず、しかも原則的で妥協せず、常に弱いものの味方であった山本宣治」という文章がある。
さしずめ、
今の国会中継で強弁しているAさんたちを評すると
「政治的には貪欲で、専門用語を声高にしゃべり散らし、いつも大衆を見下げる強弁で押し通し、過激に激高し、時には恫喝し、しかもその場しのぎの詭弁で抜け駆けし、常に強いものの味方に立っている今の誰それさん」になってしまうのが情けない。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
評 論(人物)
- 感想投稿日 : 2017年7月4日
- 読了日 : 2017年7月4日
- 本棚登録日 : 2017年6月29日
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