現代のアラビアンナイトは17人の女性の話をまとめた短編集。
すぐ読み終わるほどの短さなので、内容に深みはありませんが、
どれも北村薫らしさが伝わる、優しく柔らかいそして品位ある文章です。
こういう作品を読むと、自分はやっぱりこの作家さんが好きなんだと再確認できます。
「緑の虫」「わたしではない」「歩く駱駝」「笑顔」「梅の木」が特に印象に残っています。
不思議な話ばかりですが、読後感が良い意味でとても軽いので、
眠る前の読書にぴったりだと思います。
でも、ついつい次の話、次の話…と読み続けてしまって、
夜更かししてしまうかもしれないので注意。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
単行本
- 感想投稿日 : 2012年2月27日
- 読了日 : 2012年2月27日
- 本棚登録日 : 2012年2月27日
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