マインドフルネス

  • サンガ (2012年8月23日発売)
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* 無理しすぎない
* 自分で調べる.あらゆるものに疑問をもつ
* あらゆる問題をチャレンジとみる
* 比べない.差にこだわると危険.傲慢に陥る

* 瞑想.基本的な集中力をある程度身につけるため呼吸に集中することから始めることを強くお勧めする
* ヴィパッサナー瞑想の目的は潜在意識に深く潜んでいる優れた善の性質をすべて完成させること
* ヴィパッサナー瞑想をする前にどれくらい座るか時間を決め,いったん決めたら,その時間が終わるまで姿勢を変えない.
* 初めて瞑想するときは20分以内に決め,その間身体を動かさず静止させる
* 姿勢を整えたら深呼吸を3回
* 呼吸には2つの間がある.吸い終わった後,吐き終わった後.注意深く観察する
* 呼吸の最初から最後までのプロセスに気づく.
* 集中していないことに気づいたら,心を呼吸に注意深く戻し,そこにしっかりとめるようにする
* 心がさまよった時は数を数えることが助けになる.5までいったら1に戻る
*吸う・吐くをつなげる
* 吸うたび吐くたびに鼻孔に触れる感覚のみに気づく
* 微細な呼吸を感じることが心が集中している兆候
* 呼吸をしている感覚に全く気付かなくなるかもしれない.そうなっても驚かない
* 心は常に呼吸の感覚と一緒にいるわけではない.音,過去の記憶,感情,意識,認識,意思など,いろいろなところに飛び回る.飛び回った時呼吸に集中するのを止めて,すぐその現象を観察する

* 姿勢を整えるのは,身体の安定,身体の静止,痛み・緊張・眠気に負けず長時間すわるため
* 両手は手のひらを上向きにして重ね,お椀の形のようにして,へそのまっすぐ下に奥
* 椅子を使うこともできる.水平で肘掛なしのものを使う
* 呼吸は人類すべてが平等に持っているものでどこに行っても持ち運んでいるものだから瞑想のよい対象

* 一度深く息を吸って空気が入ってくるのが明確にわかるところを観察して見つける.鼻の内側や上唇
* 鼻の内側のある1か所の感覚に注目
* 呼吸をコントロールしようとしない
* 呼吸をするときは音を立てない
* 頭で考えることは思考.思考は一時的な現象であり,思考が浮かんだらその現象に気づいて呼吸の感覚を観察することに戻す
* 考えること(思考)と沈み込むこと(昏沈,何もしない状態)は避ける.
* しばらく(数週間か数カ月)続けていると身体の対象として触れる感覚を感じ始めるでしょう
* 瞑想をしている床井は問題の事は考えない.脇に置いておく
* 息を吸い始める時,息を吸っている間はずっと呼吸を観察する,と決めて観察する

* 瞑想する時間を決める.
* 泥水を澄んだ水にする最も良い方法はコップを動かさず置いておく.東映になる.瞑想も同じ
* 強制的に落ち着かせようとしてはダメ.穏やかに,忍耐強く気づくこと
* 静かな場所で静かに座っていると,感情の泡がふつふつとわきあがってくるが,それは去っていくもの.
* 瞑想はバッテリーを再充電する効果がある
* 良い雰囲気を作る方法.部屋を暗く.ろうそくをともす.こういう飾りが励みになることもあるが,必ずしも必要なものではない
* やりすぎてはいけない.中途半端にやるのもよくない.
* 朝は瞑想するのに最適.ただし完全に目を覚ます.
* 夜も瞑想に適している.ごみを取り除いて寝れば熟睡
* 瞑想時間は初心者なら20-30分
* 時計を観察しているのはだめ.決めた時間迷走したと感じてから見る.
* 「偉大なるブッダと聖なるお弟子様たちが歩まれた同じ道を私は歩もうとしている.怠けものはその道を歩むことができない.がんばれますように,成功しますように」と心に言い聞かせる
* 生きとし生けるものが健康で幸福で安寧でありますように(敵も味方も全部含めて言い聞かせる)

* 瞑想とは研究室のようなもの.心の病気を研究し,病気の対処法を見出すことができる
* 不快な感情を直視する.逃げずにまっすぐ見る.何か嫌なことを経験した時,調べ,注意深く観察し,研究しその構造を学ぶ
* 痛みを避けることはできないが,苦しみを避けることはできる
* 座っていると起きに痛みが耐え難いものになってきたら動く.ただ,ゆっくりと気づきながら動く
* しびれているのは神経が引っ張られているからであり,血液の循環が止まったわけではない.しびれを観察する.やがてしびれはなくなる
* 眠気が現れた時それに気づく.見分けられる特徴がある
* 眠りから智慧は現れない
* 呼吸を観察するのが退屈なら,正しく気づいてない.気づいていたら退屈になることはない
* 退屈自体を観察する
* 呼吸を数える,1から5まで
* 上手(施し,慈悲,智慧)と下手(欲,怒り,無知)に分け,下手の思考の解毒剤として上手の思考を使う
* 自分の執着に対し,嫌悪感を感じるよう
* 施しは欲を消し,いつくしみと憐れみは怒りを消す
* ここに座っているのは妄想して時間を無駄にするためではない,と気づく
* 心が瞑想の基本対象から離れて飛び回っても,その飛び回っている心を注意深く観察する.
* 飛び回っているのは何か,どのくらい強いのか,どのくらい続いているのか?に気づく
* 妄想を無理やり追い出そうとしない.ただ妄想を注意深く観察する.そのうち消え去る
* 欲も心に泊らないようあるがままに生じさせ,あるがままに去らせる
* まず思考や感覚を感じ,それと同時に生じている欲を別物として確認,どれくらい広がりがあるか強いかを確認し,呼吸に戻す
* 1部だけで全体を感じたりなどしない.1つ1つの心の現象に何も付け加えず,逃げずあるがまま十分に経験する
* 概念化はいつの間にか始まっている.音が聞こえたら聞こえているという感覚に注意深く気づく.それだけでよい.
* 気づきが現実であり,気づきの後に起こる言葉は現実の青ざめた影にすぎない.言葉では気づきの意味を完全に示すことができない
* これまで気づくのではなく,気づきの後に続いて起こる現象,認識したちア章に目を向け,認識し,ラベルを張り,思考する癖をつけてきた.
* 気づきとは客観的な観察の事です.批判をいれずに観察する能力のこと
* 気づきは認識プロセスの前に起こる
* 2年生の先生を思い出しているなら,それは記憶.思い出していることに気づくなら気づき.
* 気づきはすべきことを思い出させる
* 気づきは物事をありのままに見る
* 気づきはあらゆる現象の本質を見る

* 変化を知るのは気づき
* 集中力とは何にも妨げられずに1つの対象に注目する心の能力である
* 心が混乱しない環境を心につくる.5つの障害 欲・怒り・眠気・焦り・疑
* 穏やかに度量することによって気づきは育つ
* 純粋な気づきには私というものがない.利己的なエゴは存在しない.自分をありのままに見られるようにするのが気づき.

* 最初にわかることは心がとてつもなくあちこちに飛び回る.モンキーマインドと呼ぶ
* 最初に努力して1つの対象に集中する
* 実践して2,3か月後くらいには集中力が育つ.そしたら気づきの方にエネルギーを注ぐ
* 気づきと集中力ではやはり気づきが重要

* 活動しているときにも心の落ち着きを保ち,気づき続けられるようにするための移行の訓練が必要
* 歩く瞑想が静止状態から日常の生活への移行に役立つ
* 歩く瞑想では直線で5歩から10歩あるける1人のスペースが必要
* 息を吸いながら片方の足のかかとを上げ,息を吸いながらおろす
* ゆっくり歩き,直線状の端についたら止まって少し経ち,ゆっくり向きを変える.

* 1日のうち数分,数秒ごとに姿勢をチェックする

* 思考,言葉,行動のスピードを意図的に落とすことで深いところまで洞察できる

* 気づきとは心が鋭敏であるとういうこと

* もし瞑想が日常の争いや葛藤に対処するのに役立っていないなら上っ面のもの
* 気づきも反射のように反応する.継続して気づくことで煩悩が減る
* 欲の働きの全体を熟知したら欲に対して敏感になる
* 私といものはみつからない.絶え間なく変化し,終わりなく流れている心の集合体に見つかるのはおびただしい変化の流れのみ
* 私という実態はないとい真理を体験する.無常・苦・無我を如実に体験し,欲や執着,起こりなどはむなしくてまったく無益であることにはっと気づく

* 慈しみの心は誰にでもある.慈しみ,憐み,他者の幸福を喜ぶ,平静さの4つがブッダが定義した崇高な心.子供の誕生から成長で体験する心
* 敵対的な行動をさせる人は重い病気で苦しんでいる人と同じと考える
* 日々出会う人々に対して慈しみを向けることから始める
* 遠く離れた人に慈しみを送ったとき,結果はわからないが自分自身の心に平安をもたらしていることは確認できる

* 怒っているとき,頭の中では相手の一部しか見えず,怒らせている部分だけ.その人全体から小さなひとかけらだけを分離してみている.
* 憎しみは憎しみによっておさまらない.慈しみによってのみ怒りが収まる
* 大人になってからも習慣になっている起こりの反応を慈しみで反応するよう変えられる

* 仏教 大乗仏教とテーラワーダ仏教
* 大乗仏教は日本韓国,ベトナム,アメリカ
* テーラワーダ仏教はスリランカ,タイ,ミャンマー,ラオス,カンボジア
* 本書はテーラワーダで,瞑想はサマタ(集中力)とヴィパッサナー(智慧)の2種類ある.
* 紀元後1世紀 仏教学者 ウパティッサ長老が解脱道論を著述.紀元後5世紀にはブッダゴーサ長老が清浄道論を著述し,今日でも瞑想の標準手引書となっている

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 人生
感想投稿日 : 2014年2月9日
読了日 : 2014年2月9日
本棚登録日 : 2014年2月9日

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