用心棒日月抄

著者 :
  • 新潮社 (2002年11月1日発売)
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感想 : 15
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初藤沢、藩の秘密(家老の藩主毒殺)を知った又八郎が許婚由亀の父親に打ち明けるが、斬りかかられ返り討ちにして脱藩し江戸に向かう。江戸で生計の為大家に聞いた口入屋に通い、紹介された用心棒・人足仕事などをこなしながら家老一派からの追っ手を退ける。口入屋で知り合った髭の浪人源太夫とも仲良くなり、当時の大事件赤穂浪士の吉良邸討ち入り前の浪士の仲間との絡みを背景に江戸での生活を描く。佐伯さんの居眠り磐音を彷彿させる。人物源太夫⇒酒好き子沢山が竹村武左衛門、又八郎⇒磐音。用心棒稼業も面白い展開で先が楽しみ。

続編『 孤剣 』、『 刺客 』、『 凶刃 』(1970年代の小説の短編集)

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 藤沢周平
感想投稿日 : 2013年3月24日
読了日 : 2013年3月23日
本棚登録日 : 2013年3月24日

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