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kazuoeさんの本棚 > つゆのひぬま


レビュー by kazuoeさん

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「つゆのひぬま」とは「露の干ぬ間」である。 深川の小さな娼家に働くおぶん不幸な過去を持つ良助を客にとる。 年かさの娼婦おひろは、労咳の浪人の夫と子供をかかえている、と自分の身の上話を作り上げ、金をためるのに励んでいる。 おひろは、客との間に真実の愛は育つはずがない、といい、またそうなってもならないと決めている。 おひろにいわせれば「どんなに真実想いあう仲でも、きれいで楽しいのはほんの僅かの間、露の干ぬまの朝顔、ほんのいっときのこと」なのだ。 おぶんにそう忠告するのだが、おぶんはそれでもだんだんと良助を待つようになる。 ラストシーン、大洪水で屋根の上にとり残されたおひろとおぶん。愛情に不信感をもっていたおひろは、助けにきた良助の真実の愛にガツ〜ンと一発くらわされるのだ。 自分のためた全財産をおぶんの懐に押し込み、おぶんを良助の船にのせ「・・・・つゆのひぬま・・・・といったのは取消してよ」と、一人屋根に残る。 おひろはこの先どうなるのかもわからないが妙にすがすがしいのだ。 私の場合、結婚して28年もたった(もった?)のだからつゆのひぬまというわけではないかも。。。。。しかし、人生そのものはあっという間、つゆのひぬまですね。
登録日 : 2007年01月20日 23:34:20


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