新潮社 /
文庫 /
291ページ /
2005-11-26
ISBN/EAN:
9784101215235
価格:
¥460
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kazuoeさんのレビュー
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数学は苦手だった。学年が上がるにつれますます苦手になった。 高校のころ、1年生の最初のテストでつまずいて以来さらに相性が悪くなった。 ベクトル、logとかみると熱がでそうだった。実際、拒否反応をおこして、いよいよ成績は振るわなくなった。 数学の天才である博士は、17年前の交通事故で記憶を失い、80分しか記憶がもたない。その博士と、世話をすることになった家政婦、そしてルートと名づけられた家政婦の息子の3人の物語。 博士は素数をこよなく愛し、美しいという。ん?素数が美しいのか・・・・? 1-1=0 の数式が美しいという。 0は0だ・・・。 0の存在はすばらしい? う〜ん、私にその論理は土台無理だ。美しいとは思えない。もともと論理的なあたまにはできていない。 しかしその「数字」がこの物語の中では美しさを身にまとい、たんたんと続くなにげない生活に輝きを与えているのだ。 博士と、家政婦親子が出会い誰にも引き裂くことのできないつながりがうまれ、喜びに満ちた日々がはじまる。 「悲しくも美しい」とは陳腐な言い方だが、それにぴったりの話だった。 それで、数学は好きになれそうか?こればっかりは、・・・・・否
2007-01-20T22:48:42+09:00
2007年01月20日 22:48:42
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