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  <title>TAMA</title> 
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  <title>63歳・東京外語大3年 老学生の日記</title> 
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<![CDATA[
<img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/419S550NEML._SL160_.jpg" /><p>副題には
６３歳・東京外大３年
とある。

筆者は定年を前にした５８歳の夏の日、突然心筋梗塞で倒れ救急車で運ばれる。
九死に一生を得、助かった彼は定年を前に退職する。


「濡れ落ち葉はダメ」
会社はやめてもいいけれど、私にまとわりつくのはやめて、
と妻にいわれ、
第二の人生をいかに生きるべくか模索中、
偶然大学の社会人入学というのをみつける。


もともと、語学を勉強するのが好きだったようで、
東京外大の門をたたく。
あまり深い意味もなく、たまたまポーランド語を選ぶ。

そして、本当に５９歳で学生になったのだ。

老学生というけれど、私からするとそんなに老人ではない。
同輩という感じだ。
そんな彼が４０歳も年下の若者たちと一緒に勉強し、
親友もガールフレンドも作る。
コンパだって行き、一緒にランチし、語り合い、
若者文化まで学ぶ。

勿論、ポーランド語を懸命に学び、かの地で語学研修も毎年受けている。
さらに、そこでいろんな国の友人を持つことになる。

始めのきっかけはたまたまだったけれど、
ポーランド語をきっかけに、ポーランドおたくになるくらい勉強する。

記憶力は大丈夫なのか、
学期末試験は大丈夫なのか、
心配になるが、
そんじょそこらのおじさんではなかった。

会社員時代、海外駐留の経験もあり、
もともと英語は堪能で、フランス語も少し話せる。

凡人とは比べるべくもないが、
おじさんが若者の中で頑張っておられるのは頼もしい。
しかも洒脱な語り口の文章がうまい。

今年、４年生になられる。

続編のエッセイを読みたい。
</p>]]>
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  <dc:date>2007-01-21T22:14:59+09:00</dc:date> 
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<item rdf:about="http://booklog.jp/users/kazuoe/archives/4101134065"> 
  <title>赤ひげ診療譚 (新潮文庫)</title> 
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<![CDATA[
<img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/61PD3VBK46L._SL160_.jpg" /><p>山本周五郎といえば、「樅の木は残った」「長い坂」そして「赤ひげ診療譚」だろう。いやまだまだあるけれど、これも文句なしにおもしろい。五つ☆では足りない。もっとあげたい。 ☆☆☆☆☆☆でも足りない（と勝手に私が思っている・・・何しろ好きなもので） 最初にこの作品に触れたのは、ＮＨＫのドラマだったと思う。誰が演じていたかは覚えていない。 何年かして、映画を見た。これは三船敏郎、加山雄三が演じていた。 長崎遊学から江戸に戻り、幕府の御目見医の席に着くはずだったエリート医師の卵、である登が、どういうわけか庶民、貧民の施療院、小石川養生所にまわされることとなる。 患者は汚い貧しい貧乏人ばかり。医者としての挫折感を味わい、さらに婚約者に背かれた心の傷を受けた登は、全く反抗的な態度をとり、なかなか養生所になじまない。 しかし養生所の患者や、巷の患者にふれ、赤ひげの指導についていくうち、徐々に変化し成長していく物語だ。 「赤ひげ診療譚」・・・ああ、お医者の話ね。と、私も読み始め思いだしたが、その実、それのみならず、これはやはり山本周五郎の江戸の庶民の世界を描いた話だった。 長編ではあるけれど、それぞれテーマのちがう8つの短編からできている。現代でも通じるトラウマの話、うつ、貧困、でも、その底に貧しい人々に対する赤ひげの、作者の、人間愛、やさしさが満ち満ちていて登が、名誉、富をけって、この養生所に残る決意をするラストが待っている。 彼はまた、こうして赤ひげ2号になっていくだろう、ことを思うと、何ともたのもしい。 
</p>]]>
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  <dc:date>2007-01-20T23:36:48+09:00</dc:date> 
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  <title>五辧の椿 (新潮文庫)</title> 
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<![CDATA[
<img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/517TXBJ2PHL._SL160_.jpg" /><p>山本周五郎の中で、ちょっと異色の本。サスペンス好きの方に向いているかも。 初めて読んだのは20代のころで、この主人公が自分とそんなに年が離れていなかったせいか、おどろおどろしいものを感じたものの、どっぷりとその世界の中に浸り、忘れられない題名となった。 今読むと、う〜ん、18の娘がこんなにも妖艶で女らしくあり、しかも意思強く、手の込んだ策略をめぐらすことができるものか・・・と、思ってしまうが、そんな　夢のないことはいうまい・・・・。 五人の男に罪を償わせるため暗殺していく話を、簪（かんざし）と椿のはなびらという同じ設定でつむいでいくのは絵をみるようだ。 単純に、次々暗殺する、いうのではなく、自分がちがう5人の人物に成り代わっていく。しかも途中から、与力の青木某という人物が主人公を追い詰めていく。 山本は、法と掟、人間の葛藤を描いた、なんて解説もあるがそんな、こむずかしいこともいいじゃないか。 楽しめればいいと思うのだ。 
</p>]]>
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  <dc:date>2007-01-20T23:36:03+09:00</dc:date> 
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<item rdf:about="http://booklog.jp/users/kazuoe/archives/4198920001"> 
  <title>佐賀のがばいばあちゃん (徳間文庫)</title> 
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<![CDATA[
<img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51GH46EGGTL._SL160_.jpg" /><p>がばいとはすごいとい方言らしい。昭和33年、昭広少年は広島から佐賀のすごいおばあちゃんのところにあずけられる。私は彼とは2つ下だけれどまさにこの時代は昭和30年代、三丁目の夕日とも重なる時代だ。 このばあちゃんはまさに貧乏の極みという生活だが、なんとあっけらかんと明るいのだろう。このたくましく生きる知恵、考えには拍手を送りたい。 後ろをみないで、前向きに、あるがままに受け入れ、生きていることを楽しんで生きる。人に気づかれないように親切にする。 ・・・・　　　　・・・・ 友達の24色のクレパスをうらやましく眺めていたこと、 10円の消しゴムでも、新しいのを買ってもらうと嬉しかったこと、自分の思い出とかさねて懐かしくなってしまった。 それこそ、日本中が貧乏な時代だったけれど、ものを大切にし、人と人とのつながりを大切にしていた。 こんな社会が今も続いていたなら環境問題も起こらず、親殺し、虐待、殺人、心の病も起こらないだろうな、と思ってしまう。 
</p>]]>
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  <dc:date>2007-01-20T23:35:07+09:00</dc:date> 
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<item rdf:about="http://booklog.jp/users/kazuoe/archives/4101134197"> 
  <title>つゆのひぬま (新潮文庫)</title> 
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<![CDATA[
<img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51-uI02GlEL._SL160_.jpg" /><p>「つゆのひぬま」とは「露の干ぬ間」である。 深川の小さな娼家に働くおぶん不幸な過去を持つ良助を客にとる。 年かさの娼婦おひろは、労咳の浪人の夫と子供をかかえている、と自分の身の上話を作り上げ、金をためるのに励んでいる。 おひろは、客との間に真実の愛は育つはずがない、といい、またそうなってもならないと決めている。 おひろにいわせれば「どんなに真実想いあう仲でも、きれいで楽しいのはほんの僅かの間、露の干ぬまの朝顔、ほんのいっときのこと」なのだ。 おぶんにそう忠告するのだが、おぶんはそれでもだんだんと良助を待つようになる。 ラストシーン、大洪水で屋根の上にとり残されたおひろとおぶん。愛情に不信感をもっていたおひろは、助けにきた良助の真実の愛にガツ〜ンと一発くらわされるのだ。 自分のためた全財産をおぶんの懐に押し込み、おぶんを良助の船にのせ「・・・・つゆのひぬま・・・・といったのは取消してよ」と、一人屋根に残る。 おひろはこの先どうなるのかもわからないが妙にすがすがしいのだ。 私の場合、結婚して28年もたった（もった？）のだからつゆのひぬまというわけではないかも。。。。。しかし、人生そのものはあっという間、つゆのひぬまですね。 
</p>]]>
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  <dc:date>2007-01-20T23:34:20+09:00</dc:date> 
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<item rdf:about="http://booklog.jp/users/kazuoe/archives/4101134103"> 
  <title>さぶ (新潮文庫)</title> 
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<![CDATA[
<img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/519%2BVXiRBIL._SL160_.jpg" /><p>またずっと同じ作家のばかり読み出してしまった。しばらく山本周五郎にはまっていくかもしれない。 文庫の裏書を見ると、はじめの私の中のブームは結婚する前次は今から12年くらい前。 読みたくなるとしばらく続くがそのうち、戦前のものにいきあたったりし、良妻賢母や（好きな「花筵」はまさしくこれで矛盾するけれど）、武家の、何よりお家大事という思想にまとわりつかれるとその古さに嫌気がさしてきて、そのうち読まなくなる。 年数がたつと、内容を忘れてしまうこともあり、いったん手にとると再び、彼のおもしろさに再びはまっていく。 名もない市井の人々を描いた作品は、現代にも合い通じる点があってあまり古さを感じさせない。 どうしてこんなにいきいきと今見てきたかのように書けるのだろう。部屋の間取り、置いてある道具路地の様子、まるで映像を見ているかのように、頭に描けるのだ。 このそしてこの「さぶ」は、表題のさぶよりも、むしろもう一人の人物、栄二の物語のようでもあり、彼の心もちを、精神状態を、じっくりと描いていく。でも、さぶあっての栄二、栄二あってのさぶ。愚図でのろまだけれど、全く誠実なさぶの純粋な行動は、私を最後の最後までひきつけてやまない。 とにかく読み出したらやめられない。先を読みたいが、読んでしまうのが惜しい。明日仕事中に猛烈に眠くなるのが恐くて、もうやめよう、とやっと本を閉じる。 
</p>]]>
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  <dc:date>2007-01-20T23:33:30+09:00</dc:date> 
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<item rdf:about="http://booklog.jp/users/kazuoe/archives/4122040639"> 
  <title>流れる星は生きている (中公文庫BIBLIO20世紀)</title> 
  <link>http://booklog.jp/users/kazuoe/archives/4122040639</link> 
  <description>
<![CDATA[
<img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/510NP9RP2VL._SL160_.jpg" /><p>壮絶な・・・・想像を絶する・・・・過酷な・・・・・どのような表現をもってしてもその苦労、艱難辛苦を語れない。幼子3人を連れた母親の満州から日本への引き上げの手記だ。 昭和20年8月9日、ソ連参戦の夜、 5才、3才、生まれて1ヶ月の子の3人を連れ、夫と生き別れ、藤原ていは引き上げの旅を余儀なくされる。 この夫が、新田次郎。 3才の子が藤原正彦氏である。 満州の新京という所から、北朝鮮の宣川まで列車で移動し、次の年の7月までこの北朝鮮の町で南下する時を待つ。 夫は気象台に勤務していたので彼女も観象台疎開団の一員となる。 助け合いの精神や、団としてまとまりなんとか日本に帰ろうというのが、全くないわけではないが ぎりぎりの状態で、人間はどう行動するのか、美しいことなんて全くない。 他人のことをかまったりはできない。また、誰もかまってくれない。次々と人が死んでいく中で、子供3人を守るために、石鹸を売り、ゴミをあさり、ついには物乞いをする。 1年後、いよいよ南下がはじまる。 38度線を越えるときは、はだしで山を越え、川をいくつも渡り生きているのが不思議な状態で今の韓国にたどり着く。 私なら、とっくに死んでいるだろう。かわいそうだが、うちの子供たちなら助かってはいまい。 とにかく、すごい母である。後年、夫の新田次郎氏とけんかになったとき、彼女が「誰が子供たちを日本まで連れて帰ってきたとお思いですか！」というと、彼は、何もいわず部屋にこもったという。彼とても、ソ連軍の捕虜となり心に深い傷を負ったのだが、彼女のこの本に刺激されて、作家活動に入ったとされる氏はこの母たるてい氏には、何も言えなかったらしい。 5つ☆ではたりなくて、もうひとつ☆を追加したい本だ。 
</p>]]>
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  <dc:date>2007-01-20T23:32:10+09:00</dc:date> 
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<item rdf:about="http://booklog.jp/users/kazuoe/archives/4101248044"> 
  <title>遥かなるケンブリッジ―一数学者のイギリス (新潮文庫)</title> 
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<![CDATA[
<img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51ZN87H3M6L._SL160_.jpg" /><p>「遥かなるケンブリッジ」藤原さんの本はこれが３冊目。 このあと、「数学者の休憩時間」を読んだ。今「祖国とは国語」を読んでいる。「父の威厳　数学者の意地」というのも買った。 はじめの本が面白いと、他の作品も読みたくなる・・・・。「若き数学者のアメリカ」がよかったので、その他の本も読んでみようと思った。 本屋さんには、「国家の品格」のベストセラーにのっとって、ちゃっかり藤原さんのコーナーがある。一挙にたくさんの本を集めていて、しかも本の帯には（これは、腹巻というのだっけ？）『いま、話題のベストセラー「国家の品格」の藤原正彦の次男坊が英国でいじめに！どうする、パパ！』なんて文字が踊っている。思わず手にとってみたくもなる。 私は藤原さんと本屋の売り上げに貢献（？）したわけだ。（といっても、文庫本だからたいしたことはないけどね） はじめは彼を数学者だと思っていたので、文学的なにおいがなんとも新鮮だった。 アメリカの留学の時は独身だったのだが、イギリスにわたるときは3児の父となっていて、数学的視点からだけでなく、父親としての視点からもイギリス生活が語られ、より厚みをました滞在記となっている。 彼は、当初、イギリス英語にとまどいながらも、難なくこなしかの地で、家族の個々の問題に悩みつつ、数学の研究に励む。 イギリスというと、落ち着いた、紳士の、くもり空の、ビートルズの、スコーンの・・・・・・というイメージしかない貧困な発想の私だったが、あっ、イギリスって　こんなところもあるのだ、と初めて知ることも多かった。街の美しさ、紳士、ヨーロッパに比べて特異な気質、風変わりなことを容認する社会、貴族社会、そして人種差別、などなど・・・・・。 中に入り込まないと、イギリスのよさはわからないようだ。でも、英国に一度は行ってみたい。 
</p>]]>
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  <dc:date>2007-01-20T23:31:28+09:00</dc:date> 
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<item rdf:about="http://booklog.jp/users/kazuoe/archives/4167515024"> 
  <title>旅をする木 (文春文庫)</title> 
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  <description>
<![CDATA[
<img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51J15GFCG5L._SL160_.jpg" /><p>星野道夫さんという人を知らなかった。 本屋さんで何気なく手にとった本。ぱらぱらとめくってみると、 16歳で2ヶ月のアメリカ一人旅・・・とある。 うむ、この手の話に弱いのだ。即、読んでみる。 彼は私と同じ1952年うまれ。 16歳のとき、私が歌を歌って（あはは合唱部だった）のほほん　とした高校生活を送っているとき、彼は一人で移民船にのりアメリカにわたる。 ロスアンゼルス、グランドキャニオン、ニューヨーク（なんと彼はＰＰＭの事務所まで訪ねている）ニューオリンズ、メキシコ、カナダ・・・・・危険と隣り合わせの旅をしながら、世界の広さを知り、さまざまな人々が、それぞれの価値観で一生を送っていると知る。 19歳のとき、私が、のほほん　とギターを弾いているとき、彼は、かねてからの念願だったアラスカで 3ヶ月間、狩猟民族とともに生活する。 その後アラスカでの留学をへて本格的にアラスカで生活をはじめる。 美しいがとてつもなく厳しいアラスカや、そのほかの世界の自然の中で、彼は人の住まない荒野に入って、風景や動物のたくさんの写真をとった。 とった・・・・というのは残念ながら、彼は1996年取材にいったかカムチャッカで熊に襲われ亡くなっている。 彼はあくまで写真家だから、読むのではなく作品を見た方がいいのかもしれない。彼のページには、多分その一瞬をとるために、シャッターチャンスを狙っていた、彼の様子が思い浮かぶようなすばらしい写真が飾られている。 なんて広大なけしきなんだろう。動物のさまはおもわず見とれてしまう。 街の中に暮らしていると、こんな世界があることも忘れてしまっている。宇宙からみたら青い地球のほんの小さな一員でしかないのに、わがもの顔で暮らしている人間。 彼は自然と、人間の関係を自然と共生している人間の側に住み、文化的な生活をしている人間にそのことを伝えたかったのかな。 折りしも、、今、ＮＨＫのハイビジョンで彼の番組が放送されている。悲しいかな、うちはハイビジョンがみられない。 
</p>]]>
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  <dc:date>2007-01-20T23:30:23+09:00</dc:date> 
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<item rdf:about="http://booklog.jp/users/kazuoe/archives/410124801X"> 
  <title>若き数学者のアメリカ (新潮文庫)</title> 
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  <description>
<![CDATA[
<img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51EFK8SQ56L._SL160_.jpg" /><p>「国家の品格」の著者の藤原正彦さんの若き日のアメリカ滞在記。 数学大嫌い、数学におぞましき思い出しかない私は、数学者というのは、頭の中が数字で埋まっている、心からご尊敬申し上げるが、まったく硬い、論理的な発想でものを考えるのだろう・・・・というような、勝手な印象があった。 日本に必要なのは、論理よりも情緒、英語よりも国語、民主主義よりも武士道精神であるという「国家の品格」で、ちょっとちがうなとは感じていた。 そして、この若き日のアメリカ滞在記は、より文学的な、泥臭い人間的なにおいがしたのだ。 彼は、理性と欲望のはざまで行動し、悩み、つまずき、はまり込み、妙に哲学的で（哲学的って具体的にどういうこと？とつっこまれると、アハハ、イメージでもの言っているだけでそんな感じというだけ・・・）さえある。彼は、まさしく作家の血を受け継いでいると感じたのだ。これは全く数学者ではなくて、文学者の本だ。 あの、お顔、髪型からして、若い青春時代があったのかしら・・・（失礼）と思ってしまうが、今から３０年以上前、ミシガン大学に研究員として招かれ、難関を乗り越えてコロラド大学の助教授となる。 冬のミシガンで孤独に苛まれ、不安、コンプレックスに彼の心の奥深くが病んでいった様子が、雪と一緒に語られる。そして、フロリダでの転地で元気を回復し、アメリカを愛し、その上でアメリカを、再び冷静に見つめていくことになる。 「国家の品格」はこの導線があったのだな・・・・と思った。 続いてイギリス版も読んでみたい。お父さんの遺作も出筆中と聞く。こちらも完成するのが楽しみだ。 </p>]]>
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  <dc:date>2007-01-20T23:29:26+09:00</dc:date> 
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<item rdf:about="http://booklog.jp/users/kazuoe/archives/4101228019"> 
  <title>ボクの音楽武者修行 (新潮文庫)</title> 
  <link>http://booklog.jp/users/kazuoe/archives/4101228019</link> 
  <description>
<![CDATA[
<img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/5153JSYTE0L._SL160_.jpg" /><p>あの世界の「オザワ」が若いときスクーターでヨーロッパ音楽修行に出かけた、 というのは有名な話らしい。 「なんだ、お前知らないのか」と、亭主に馬鹿にされたが、この本を読むまで知らなかった。 彼が、一人貨物船に乗せてもらい、・・・・・・ひぇ〜い、また貨物船だ（前回読んだ、星野道夫さんも貨物船で渡米したっけ）・・・・・・ 60日間かけて、フィリピン、インド、アフリカ、シシリー島を経て、フランスに留学したのは、彼が24歳のときだ。 マルセイユについてからは、ギターを背負い、日の丸をかかげてスクーターに乗りパリまで走る。 明確な進路が決まっているわけでもなく、ただヨーロッパに音楽の勉強に行く、ということだけできてしまうのが、なんとも無鉄砲な気もするが、とにかく若さと情熱で、どんどん切り開いていってしまう。 しかも、着いて半年後くらいに受けた指揮者のコンクールで、第一次、第二次と予選を勝ち抜き、 48名中、優勝をかっさらってしまう。 とにかく、とんとん拍子、いや本当はすごい勉強の甲斐あってだろうが、天才「オザワ」はどんどん指揮者の道を突き進んでいく。何年か前に、テレビでオザワセイジさんの魅力にせまる番組を見たことがあった。彼のアメリカの家、彼の書斎だか、倉庫だかは、楽譜で埋め尽くされていた。 世界の「オザワ」となってからも彼は毎朝、早朝4時からの勉強をかかさないという。 この初めての指揮のコンクールのときも楽譜はすべて暗記（これをスコア読みというらしい）朝起きてから夜寝るまでスコアを離さず、食事のときも暗譜という勉強づけの日々だ。 彼が留学したのは、昭和34年、今から47年も前のことだから今とちがって、通信手段も発達しておらず、さぞかしたいへんで、不安だったろうと思う。 それでも、実家や友人との手紙は数繁くやりとりされたようで家族の思いや、彼の思い、やさしさが伝わってくる。 あれから40年以上もたっているがボストンや、ウィーンで活躍を続けている彼は本当に天才であり、努力家なんだなと思う。 
</p>]]>
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<item rdf:about="http://booklog.jp/users/kazuoe/archives/4344011023"> 
  <title>陰日向に咲く</title> 
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  <description>
<![CDATA[
<img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/519TF0CS7YL._SL160_.jpg" /><p>劇団ひとり、彼はお笑い芸人かと思っていたが、ＮＨＫの朝のドラマで立派に俳優として演じていた。 俳優もできるんだ、と思っていたら、小説も書くらしい。 いろいろ前評判が高いように聞いていたので、思わず手にとって読んでみた。 表紙の写真が古い日本家屋なので、なんとなくそういうイメージ（古い日本の）で入っていくとはじめはそうでもない。 道草、拝啓　僕のアイドル様、ピンボケな私、Ｏｖｅｒ　ｒｕｎ、鳴き砂を歩く犬、の5つの章からできている。この5つは、はじめは、ひとつのストーリーかと読み始めたが全然別の話だった。 では、短編　５つの作品集かとおもいきや、そうでもない。 1つの話に登場する主人公なり登場人物が、全く別のストーリーの中に、脇役として登場する。 それが、時代もからんできて、タイムスリップしたような、全く別の次元で見ているような、不思議な印象を与える。 全編をとおして、落ちこぼれた人たちを、表紙の写真のように、出窓にすわって見つめているような作品だ。 まだ経験していない、先に歩んでいる人の人生を語る、というのはなかなかむずかしいだろうにうまいと思う。 
</p>]]>
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<item rdf:about="http://booklog.jp/users/kazuoe/archives/4087473783"> 
  <title>春 プリズンホテル(4) (プリズンホテル) (集英社文庫)</title> 
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<img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51052KA85BL._SL160_.jpg" /><p>プリズンホテルの最終巻。 う〜む。読み出したらやめられず、夏、秋、冬、春ときたが、これは★★★といったところ。 浅田次郎の本は、壬生義士伝、蒼穹の昴、椿山課長の七日間 を読んだが、このシリーズはいかにも軽い感じがする。 主人公の屈折した愛の形は、実は自分の生母、継母に対する、トラウマのような感情からきているのだったが、最後に変身するごとく変わってしまうのは驚いた。 でも、主人公以外の周辺人物はそれなりにおもしろく、1冊ごとに変わるテーマも、熟年離婚、やくざと警察、安楽死、救急救命、文芸賞、といろいろ多彩だ。 安藤優子さんが解説に書いていたように、気持ちの滅入っているとき、入院したときのおともにはいいかもしれない。 
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  <dc:date>2007-01-20T23:26:36+09:00</dc:date> 
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  <dc:creator>kazuoe</dc:creator> 
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<item rdf:about="http://booklog.jp/users/kazuoe/archives/4087473589"> 
  <title>冬 プリズンホテル(3) (プリズンホテル) (集英社文庫)</title> 
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<img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/5101VBW13QL._SL160_.jpg" /><p>プリズンホテル　3作目。今回の登場人物も、救命救急室の敏腕看護婦、天才登山家、安楽死事件の渦中にいる医師などいわくありげな人々。全編通して語られるのは命の問題。安楽死の是非、何が何でも助けるという使命に満ちた看護婦の壮絶な話、自殺願望の少年と山男の関わりなどどれも命への慈しみに満ちた物語なのだ。それが、真っ白な雪をバックに語られるので、今までとは違った印象がある。 
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  <dc:date>2007-01-20T23:25:51+09:00</dc:date> 
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  <dc:creator>kazuoe</dc:creator> 
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<item rdf:about="http://booklog.jp/users/kazuoe/archives/4087473392"> 
  <title>秋 プリズンホテル(2) (プリズンホテル) (集英社文庫)</title> 
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<img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51WNE7DXRFL._SL160_.jpg" /><p>地元の人がプリズンホテル（監獄ホテル）と怖れ、県警がマークをしている、その筋専用のホテル、奥湯元「あじさいホテル」が舞台の第2作。 このホテルのオーナーは当代きっての極道の大親分で、この親分を伯父に持つ、小説家が主人公だ。 今回は、とんでもないことに、このホテルに任侠大曽根一家ご一行様と、警視庁青山警察署慰安旅行ご一行様が同宿することになる。 あの「蒼穹の昴」と同じ人が書いたとは思われない、おふざけ、かる〜い感じの本だが、読んでいくうち最後まで読まずにはいられないのは、前作と同じだ。 しかし、定年間際で、万年旅行幹事を任されるさえない巡査部長が、その実、実も骨もあるまことに魅力的な人物だったり、大親分が人生の裏も表もかみわけた、おもしろい任侠だったりするのはさすがにうまい。たいがい、主人公には思いいれができ、同感したり感情移入していくものだと思うが、どうもこの主人公の愛に飢え、暴力的になるさまは好きになれないでいた。 が、今回ちがう方向もみえ、次の春、冬が楽しみだ。 
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  <dc:date>2007-01-20T23:25:00+09:00</dc:date> 
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