俳句の時代: 遠野・熊野・吉野聖地巡礼 (角川文庫 な 22-8)

著者 :
  • KADOKAWA (1992年8月1日発売)
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感想 : 3

角川はこの時、天川というのは銀河系の天の川につながっているのが直感で見えた。鈴は神に対して、つまり彼らの神である天の川に向かって振っていて、人間に振っているのでばないから見えない。しかし、自分には認識ではなく直感で見えた、と言う…。
  その時作ったもう一つの句「能の地の血脈昏き天の川」は、天河神社の僕内の句碑に刻まれている。

 さて、この句に霊的なものを敏感に感じ取ったのが中上健次だった。彼はこの句には言の葉の原初のようなものに感応する力があるという。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 日本ー文学
感想投稿日 : 2012年6月25日
読了日 : 2012年6月25日
本棚登録日 : 2012年6月25日

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