十角館の殺人 (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社 (1987年8月27日発売)
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本棚登録 : 597
感想 : 85
4

やたらと本格派ミステリーと言われたり、「終盤の一行」が予測を裏切るとか言われたりで、ハードル上げすぎじゃね?と思って色々予測はしてたけど、
本当に予測は裏切られました。例の一行を読んだ時は思わず声が出た。

あの人が犯人とは思ってたけど、あの人が犯人とは思わなかった。

あらすじは、ミステリー研究会の大学生が、いわくつきの無人島に一週間泊まりに行って、そこで殺人事件がおきてしまう、という、王道といえば王道な内容。

トリックは単純、けれど予測は難しい。
出版年みたら25年前の小説なんですね。でも全然古く感じなくて、とても楽しめました。
キャラクターも濃くて、キャラクターだけなら映像化したら面白く人気も出そうだなとは思ったけど、
この小説は、映像化してはいけない小説No,1です。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 和書
感想投稿日 : 2012年8月22日
読了日 : 2012年8月7日
本棚登録日 : 2012年8月7日

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