日本人への警告 (新潮文庫 さ 19-2)

著者 :
  • 新潮社 (1988年2月1日発売)
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本棚登録 : 35
感想 : 5
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バブル崩壊前の日本について知りたくて読書。

昭和63年出版の本。1998年2月は中学へ進学する直前だったころであるが、その後の見事に日本を言い当てている点がすごい。どうしてあまり経済界会や政治に反映されなかったのかと思う。
(この時の反省が今も生かされているのであろうか?)

日本や世界の歴史から見て経済全体を眺めるような視点を感じる。

このころの日本人への警告は多くが今の中国人へ該当してきそうな氣がする。

バブル崩壊以降デフレ状態が20年以上も続く日本はサラリーマンの成功モデルを崩壊させて、幸せの価値観も崩壊させた。その結果、多くの社会問題を引き起こし続けていると思う。今の日本で自分で幸せを見つけていける人は、ほんの一握りだと思うし、78対22のユダヤの法則が当てはまりそうだと感じる。

読書時間:約45分

本書は香港のトマトブックスで購入しました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 経済
感想投稿日 : 2011年12月15日
読了日 : 2011年12月13日
本棚登録日 : 2011年12月15日

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