60歳の男の人が主人公なのにこのドキドキ感ギラギラ感は何?
国岡鐡造、底知れない男。
石油の重要性に誰よりも早く気づいた鐡造は石油に情熱を注ぐ。
そして、自分の利の為ではなく、消費者に石油を安く提供する為に様々なものと戦っていく。
再現ドラマのように淡々と話は進んでいきとても読みやすい。
難しい用語も特に出てこないのでよかった。
満州事変のあたりが苦手でちょっと躓いたが、思わぬ人と再会でき目が醒めた。
「石油の一滴は血の一滴」この言葉が頭から離れない。
資源豊かなアメリカと戦争して勝てると思っていたのだろうか。
石油がほとんどなくなった時に戦争をやめていれば、原爆投下はなかったのに。
国岡のような男がもっとたくさんいたならとも思うけど、あの時代では誰がいても無理だったかな…
戦後の国岡はどうなっていくのだろうか。下に期待。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2014年12月11日
- 読了日 : 2014年12月11日
- 本棚登録日 : 2014年12月11日
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