からくりからくさ (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (2001年12月26日発売)
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感想 : 568
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与希子と紀久、マーガレット、そして蓉子四人の物語。
メインは与希子と紀久かな、そこにマーガレットが少し絡んで、蓉子とりかさんがみんなを優しく包み込む。何があるというわけでもなく、しずかに淡々と優しく物語は進んでいく。
赤光という人形師が出てきて、それぞれが少しずつ赤光と繋がっていたことがわかる(マーガレット以外)。
最後りかさんが竜女になるところはすごかった。りかさんが竜女になるためにみんなが集まりみんなで紡いできたのかな。
与希子と紀久は「よきこときく(斧・琴・菊)」なのだろうな。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2014年9月7日
読了日 : 2011年5月25日
本棚登録日 : 2014年9月2日

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