転校生とブラック・ジャック――独在性をめぐるセミナー (岩波現代文庫 学術 238)

著者 :
  • 岩波書店 (2010年5月15日発売)
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本棚登録 : 312
感想 : 20
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どこかの大学の入試で使われていた。題名が印象的で手に取った。読み始めたはいいものの、自分の頭では理解に及ばず、投げ出してしまった。一年以上が経って読み直したが、未だによくわからない。
私が私であると決めているのは何か。火星旅行やブラックジャックの思考実験を通じ、13人が議論していく。それぞれの役割を押さえていくのがおもしろいところであり、難しいところでもある。
主張ではなく、議論し批判することで問いを深めていく。スタイルが、各人の理解をより難しくしている。
また、議論の間には学生(?)のレポートが挟まれていて、議論の補足をしている。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 評論・哲学・宗教
感想投稿日 : 2013年3月15日
読了日 : 2013年3月15日
本棚登録日 : 2013年3月15日

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