カンナ 京都の霊前 (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社 (2012年7月5日発売)
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本棚登録 : 259
感想 : 40
3

カンナシリーズ最終巻。
盗まれた社伝を求めて舞台は京都へ。聖徳太子とは何者だったのか、真の歴史とは何か。
今ではあの肖像すら本物では無いとされ実在も疑われてる聖徳太子。「大化の改新」も今では「乙巳の変」と呼ばれてるらしい。ネタバレになるので書かないが、色々と歴史の影が味わえる面白いシリーズだった。
ただ歴史の謎と現在の謎を繋げる部分には説得力に欠ける。
最後もスッキリしない箇所を残したのもイマイチ。続編を作ろうとする映画のような終わり方だった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ミステリ
感想投稿日 : 2012年9月30日
読了日 : 2012年9月30日
本棚登録日 : 2012年9月30日

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