座右の名言

著者 :
  • 実業之日本社 (2011年9月30日発売)
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ゲーテやゴッホ、夏目漱石の様な歴史上の人物から漫画のセリフまで、心に響く名言を70集めた本。

全ての言葉に響くものがあるが、特に映画「アメリ」の「人間には人生を失敗する権利がある」と言うセリフを説明する中で、著者が「義務ではなく権利。発想の転換で行動する勇気が出てくる」と言う個所が今の自分には一番響いた。

その他、自分が気に入った名言
・悔しくて苦しくて頑張ってもどうしようもない時も君を思い出すよ。
 10,000回ダメでへとへとになっても、10,001回目は何か変わるかもしれない
 (Dreams Come True 何度でもより) 
  →量か積み重なればあるところで「量質転化」が起きる
・帰還後にコメントを求められて「技術よりも根性」と述べました。
 勿論技術あっての根性です。
 根性とは意地(意気込み)と忍耐(あきらめない心)を指します。
 (宇宙工学者 川口淳一郎)
・最後まで希望を捨てちゃいかん。あきらめたらそこで試合終了だよ
 (漫画家 井上雄彦 SLAM DUNKより)
・希望とはもともとあるものともいえぬし、ないものともいえない。
 それは地上の道の様なものである。
 もともと地上には道はない。歩く人が多ければそれが道になるのだ。
 (魯迅 故郷より)
・一人の人間にはその運命と人生を決するような時が生涯に必ず一度はあるものであり、それを乗り切った瞬間彼の未来は全面的に変わるのだ。
 (遠藤周作 埋もれた古城より
・人間は努力をする限り迷うものだ
 (ゲーテ ファウストより)
・身はたとひ武蔵野の野辺に朽ちぬとも留め置かまし大和魂
 (吉田松陰 留魂録より)
・現実は痛切である。あらゆる甘さが排斥される。
 現実は予想できる豹変をする。あらゆる平衡は早晩打ち破らせられる。
 現実は複雑である。あらゆる早合点は禁物である。
 (湯川秀樹 目に見えないものより)
・遺伝子のスイッチをオンにする(村上和雄 分子生物学者)
 →遺伝子にはオンオフ可能なスイッチがあり、オンにすると力が発揮できる。遺伝子には天才と凡才の差は殆ど無く誰の遺伝子も普段はスイッチがオフになっている。多くの人が潜在能力を発揮できないのはこのためだ。
スイッチをオンにするのに大切なのは、「前向きな姿勢」であり、常に何かにチャレンジする人はオンになりやすいらしい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: エッセイ
感想投稿日 : 2015年1月23日
読了日 : 2015年1月23日
本棚登録日 : 2015年1月23日

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