そして二人だけになった (新潮ミステリー倶楽部)

著者 :
  • 新潮社 (1999年6月1日発売)
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本棚登録 : 644
感想 : 78
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この作家さんは、タイトルがいつも良くて。つい、手にとってしまう。
そしてこれは、読んでる内に「あれ?これ、読むの二回目だ」と気づいた一冊。(笑)余程このタイトルがお気に入りらしい、私は。
でも、二回読んだけど二回目も、ちゃんと楽しめました。

密室ミステリ物……それも、閉ざされた山荘とか孤島系(本書の舞台は山荘とかでは無いですが)はやはり面白いです。謎解きももちろんだけど、外部と遮断された場所での殺人事件という極限状態における、登場人物たちの心理変化なんかも物語を盛り上げますから。

そんでもって、「二人だけ」になったのは、あぁーそういうことかぁというオチになってました。すっかり騙された……というか、気付かずにラストまで読み進めてしまった。絶対何か仕掛けがあるとは思っていたのだけど。
二回目も、すっかりそれを忘れていて、ラスト近くになって、あぁーそういうことかぁ……と思いました。進歩ない。(笑)

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2016年5月4日
読了日 : 2016年4月29日
本棚登録日 : 2016年4月29日

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