「手紙屋」 ~僕の就職活動を変えた十通の手紙~ (喜多川 泰シリーズ)
- ディスカヴァー・トゥエンティワン (2007年8月15日発売)
素晴らしい「一冊」に出逢ってしまった。サラリーマン人生15年の自分がここまで揺さぶられるとは。この本は自分からプレゼントしても良いから沢山の人に読んでもらいたい。出逢えて良かったと心から思えた。
【内容紹介】
就職活動に出遅れ、将来を思い悩む大学四年生の「僕」は、とあるカフェで奇妙な広告と出会う。その名も『手紙屋』。10通の手紙をやりとりすれば、夢を実現させてくれるというのだが。主人公といっしょに働くことの意味を見つめ直す本。自分らしく生きたいあなたへ、明日を変える10の教え。
【忘れたくない言葉たち】
「あなたの能力は、今日のあなたの行動によって、開花されるのを待っています」
「相手の持っているものの中で自分が欲しいものと、自分が持っているものの中で相手が欲しがるものとを、お互いがちょうどいいと思う量で交換している」
相手がどのような人かを判断してから、○○な人という称号を与えるのではなく、相手にこうなってほしい、こういう人でいてほしい、という称号を初めに与えてしまう。
「この人のすごいところはどこだろう」ということを考えて、それを感じたときには口にする。
人間は自分の居場所、所属する集団がなくなるのを極端に怖がる動物。
法律上の人間である法人も、私たち人間も最低限、これらのことができなければ、その人生は終わってしまう。
「多くの人から長期間にわたって必要とされ続けること」「収入内の生活をすること」
素晴らしい人生を送るために必要なこと。それは「今、目の前にあるものに全力を注いで生きる」こと。
人生という大海原に漕ぎ出すときに、その船が誰のものであるか、自分が船長か船員か、船は大きいか小さいかなんて、実はどうでもいい。大事なのは、その船が何を目的として航海をするか、だ。
「止まっている人は、止まり続けようとする。動いている人は、動き続けようとする。」
才能とはあらかじめあるものではなく、自らの努力で開花させるもの。そして、才能を開花させるものは、開花させようとする「情熱」。
- 感想投稿日 : 2016年3月1日
- 読了日 : 2016年3月3日
- 本棚登録日 : 2016年2月29日
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