お目当ては、松家仁之さんの『沈むフランシス』
美しい大人の小説でした
観念的で、退廃的で,苦しい恋愛感情と
道東の美しい風景と、田舎の息苦しさ
寒過ぎて溶けない雪の結晶と、世界中の音
目で文章を追いながら、
心のなかが風景で感覚で音でいっぱいになる
静かな終わりに、ふぅ~っと大きく深呼吸しました
津村記久子さんの『給水塔と亀』
芥川賞作品の『ポストライムの舟』以来初めて読みました
短編だったのですが、とてもよかった
定年退職して、子供の頃に住んだ場所に超してきた
家族がいない男性の1日
淡々と書かれているけど、読後感が好き
宮本輝さんの『満月の路(16)』
流転の海シリーズで、連載中
読もうか読まないか、
連載初めだったら、新潮を買い続けたくなるけど
途中だしなと思って、読んでしまった
久しぶりの熊吾、そっか、こういう話になっているのかと
単行本が出るのが楽しみだな
流転の海シリーズは本当に好き
宮本輝さんは、戦後の昭和の時代の作品がいいなぁ
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
現代小説(日本)
- 感想投稿日 : 2013年5月15日
- 読了日 : 2013年5月15日
- 本棚登録日 : 2013年5月15日
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