かすてぃら (小学館文庫)

著者 :
  • 小学館 (2013年6月6日発売)
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本棚登録 : 272
感想 : 30
3

さだまさしさんの本です。

財産を失ったりして波乱万丈な人生をおくっていたけれど、たくさんの人たちに慕われていた父親の思い出を振り返る一冊。

線の細そうなさだまさしさんの外見からは想像できない、父親の豪儀な人生。
豪邸に住むほど裕福な生活をしているかとおもえば、狭い貸し家暮らしに「転落」することも。

だまされそうになっても、だまされたままでは終わらない。
逆に相手に白旗を揚げさせる。
相手がコワイ人たちでもそれはかわらず、
逆にコワイ人たちに慕われる存在にまでなってしまう。

なんてすごい人なんだ。

読んでいて思う。
線の細そうなさだまさしさん、だけれど、それは外見だけの話で、
エンターテイナーとしての存在の大きさは、お父さんから受け継いでいるのだ。



そしてまた、ふと思う。
私の父親に、こういうエピソードはあったのだろうか。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: そのほか小説
感想投稿日 : 2013年8月25日
読了日 : 2013年8月25日
本棚登録日 : 2013年8月25日

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