生き方

著者 :
  • サンマーク出版 (2004年7月22日発売)
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稲盛氏は、京セラ、KDDIの創始者の方。

人生観を大きく変えてくれた、貴重な本。


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【すごく大事】

1)労苦とは、おのれの人間性を鍛えるための絶好のチャンス

2)「働く」ということは深遠かつ崇高で、
  魂を磨き、心を高めるための尊い「修行」

3)人生・仕事の結果 = 考え方 × 熱意 × 能力

4)リーダーに最も必要なのは、「人徳」。能力はその次。

5)どんなときも「ありがとう」と言える準備をしておく。

  「何があっても感謝の念を持つ」

6)できるだけ「欲を離れる」(重要!)

  人間というものは、物欲や名誉欲がかなわないと、
  「なぜ思ったとおりにならないのか」と怒り、
  返す刀で、それを手に入れた人に嫉妬を抱く。

  →人生を絶えず苦しめ、人生を台無しにしてしまいかねない

  ⇒できるだけ「自分のための欲」を離れる!

7)『利他の心』 自分より他人を優先する心 (重要!)
  
 瞬間的に判断を下した事は、おおむね欲望から出てきた答え。
 →「ちょっと待てよ」と一呼吸おき、
  「その思いには、自分の欲が混じっていないか」と自問することが大事。

 ⇒「理性のワンクッション」を入れると、欲ではなく理性に基づいた判断ができる。

 ⇒「利他の心」の範囲を、家族より地域、社会、世界、宇宙へと、限りなく広げることが大事。

8)「濁った欲望」は長続きしない。(重要!)

  自分の欲から出た「濁った欲望」は、いったんは実現できても、一時的な成功で終わってしまう。

  (例)「すごいと思われたい」、「いい思いをしたい」、etc...

  →自分の欲を捨て、「きれいな心」で何かをしたいと思うと、ことごとくうまくいく。
  
  ⇒★たしかに、「自分のために」やったことはことごとく失敗しているが、
    「人のために」やったことはだいたいうまくいく。

9)「楽観的に構想し、悲観的に計画し、楽観的に行動する」

 1.構想は、無邪気で賛同してくれるメンバと行う
 2.計画時は、あらゆるリスクを想定してプランを練る
 3.実行時は、思い切って行動する

10)「意をもって意を注ぐ」

 錐(きり)のように全力で一つの目的に集中すれば、誰もがかならず事をなしうる。

11)人生は、『運命』と『因果応報』という「見えざる手」で動かされている。

 

【これからの習慣】

1)できるだけ「欲を離れる」。
  「足るを知る」心を身につける。

2)自分だけのために行動する事はやめる。
  自分の事は忘れ、人のためにつくす。 ⇒ うまくいく。

3)『理性のワンクッション』を入れる
  行動する前に、「その思いには、自分の欲が混じっていないか」と自問してみる。

4)「利他」の範囲を広げる
  自分が利を与える範囲を、限りなく広げる。

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: 人生・生活
感想投稿日 : 2009年3月17日
本棚登録日 : 2009年3月17日

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