教師のためのからだとことば考 (ちくま学芸文庫 タ 13-2)

著者 :
  • 筑摩書房 (1999年1月1日発売)
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感想 : 12

インプロはありのままの自分を表現することができるのだという
学校教育が潰してしまった子供の部分をインプロは引き出せるのだと
自分が分からなかったのは、何故インプロは即興でドラマが引き起こせるのかだった。
本書ではその答えが書かれていた。

話しことばは2つに分けることができる
1つは言葉の意味を理解するという情報伝達のことば
もうひとつは情念、イメージがことばとして表現されるからだに突き刺さることばである。

からだとして突き刺さることばがある

複数人が椅子に座っている。その後ろに一人が立ち、座っている人々に向かって「こんにちわ」と呼びかける
座っている人は自分が呼びかけられたと思ったら手を挙げる
このようなレッスンが本書では紹介されている
そして最初のレッスンでは、「こんにちわ」と呼びかけても手を挙げた人は一人もいないことが多いのだという
「こんにちわ」が素通りした、手前に落ちる感じ、当たらない感じがするのだと

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ:  教養
感想投稿日 : 2013年2月19日
読了日 : 2013年2月19日
本棚登録日 : 2013年2月19日

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