海の底 (角川文庫 あ 48-2)

著者 :
  • 角川グループパブリッシング (2009年4月25日発売)
4.14
  • (2573)
  • (2625)
  • (1221)
  • (155)
  • (41)
本棚登録 : 24705
感想 : 1671
5

ついに自衛隊三部作のラスト「海の底」を読んでしまった。

あとがきまで読んで、なるほどねって感心しています。
三部作の中、有川流トンデモ設定で一番現実的なストーリ-です。

また有川さんの書く小説の特色である『キャラが立つ!』は本書でも同じ。誰もがシッカリ立ってます。
潜水艦のコンビが絶妙。有川ファンならお馴染みの図書館戦争のあの二人のようです。

基本「ネタバレ」しないのが私のレビューなので、書きたくても書けないことばかり。

強いて書くならば、
中学生のクソガキ模様がうまく描写され、戦いは基本的に武器なしの肉弾戦で、警察と自衛隊の役割を明確に歯痒く表現しています。潜水艦内の名コンビとは別に、地上で警察を指揮する側にも名コンビが別にいます。

1作目「塩の街」で陸自、2作目「空の中」で空自、この3作目で海自を見事に使った有川さん。
これが初期の作品とは信じられません。

で、「空の中」とこの「海の底」番外編がアレに書かれているらしく、すぐに読む予定です。
と、平成のガメラ三部作も観ておきたい。

「空飛ぶ広報室」も我慢できずに読了済み。ほかに有川自衛隊物って無いんだろうか?

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2012年9月28日
読了日 : 2012年9月25日
本棚登録日 : 2012年5月8日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする