凍りのくじら (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (2008年11月14日発売)
4.04
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芦沢理帆子は高校生。父は写真家であったが理帆子が小学生の時に病に冒されて失踪する。母は現在入院中で余命幾ばくもない。
一人暮らしになっている理帆子は昼間は真面目に学校に通いながら、深夜は飲み歩き異性を家に連れ込むなど刹那的な生活を送っていた。


とにかく、長いお話でした。
申し訳ないけれど読みにくくて何度も読書中断してしまいました。
歯ごたえのある文章だからという感じではなくて、出
主人公が好きになれない……。
理帆子は身の廻りの人々に「少し・憤慨」など、少し・◯◯といった名を心の中でつけていくなど、なんとも上から目線な子。それだけに他者を甘く見ていて他人を巻き込んでしまい痛い目に会う。考え方もネガティブ。自分の境遇に酔っているような部分もあるような。

もちろん最後にはそれから開放されては行くのだけれど、とにかく前半部分長い……。最後の数十ページで話は転がって行くのだけれどせめてあの全体の長さが3分の2くらいだったらなあと思うのでした。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2017年2月18日
読了日 : 2017年2月18日
本棚登録日 : 2017年2月18日

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