これが、「子供」の恐ろしさか!と心底ぶるぶるした記憶が。
その当時は、自分もまだ成人していなかったので、「大人」にとってどれだけ「子供」が脅威になるか、本当の意味では理解していなかたんじゃないかと思うのですが、それでも、そんな「大人未満」にもその怖さは伝わるほどの内容でした。
冷蔵庫が壊れて捨てられて、その後、新しい冷蔵庫がやってくるのを見て、「壊れると、新しいものに変わるんだ」との認識を、人間にも置き換えてしまうとか。三つ編みの少女の無垢なあざとさとか、怖いなあと思います。
子供って、純真なだけじゃないんだな。なんて、当たり前のことを思わせる一冊。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
和書(な行)
- 感想投稿日 : 2010年4月6日
- 読了日 : 2010年4月6日
- 本棚登録日 : 2010年4月6日
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