貸し物屋お庸 娘店主、想いを秘める (招き猫文庫 ひ 1-4)

著者 :
  • 白泉社 (2016年9月2日発売)
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本棚登録 : 71
感想 : 4

清五郎に ほの字お庸。
毎度、読むが、このお庸のぶっきらぼうのべらんめい言葉は、関西出身者には、調子が狂う。

5編からなるが、どれもこれも、短くて、すぐに読めてしまう。
今回は、「秋時雨の矢立」で、松之助の行方不明の父修蔵が見つかり、親子の間の言葉に窮していたら、手紙にすればよいと、、、、

今年の「一筆啓上賞」で、大賞の1篇に、小学生2年の男の子が、『ママへ』 「ごめん」って言えなくて ぼくの口があかないんだ 口に力が入って。手に力を入れて書くよ。ごめん
が、選ばれていた。
そんな気持ちが、分かるような本の内容であった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2017年2月3日
読了日 : 2017年2月3日
本棚登録日 : 2017年2月3日

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