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きものコンシェルジュさんの本棚 > 昭和のキモノ 和服が普段着だったころ


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着物の入門書・実用書から、着物を語ったエッセイ、着物が出てくる小説、染織・技法に関する専門書まで、「きもの」がキーワードのライブラリー

レビュー by きものコンシェルジュさん

きもの通を目指せ   5

<b>■温故知新でキモノを平成にも残すための足がかりになる一冊</b><br>本書は「キモノの最後となった昭和のキモノ」(著者の見解)に絞り、風俗写真から「主婦之友」のまで多様な画像・図録(118ページの「あやめの汗取り-汗のシミは婦人の恥!」の広告には笑えます)を使って「科学的」に「キモノの衣文化」を解明した本。「我が家のキモノものがたり」では著者の数世代に渡っての着物の家庭内の地位の変遷をリアルに紹介した、興味深い内容。昭和の女性の所有キモノの枚数から、戦争中のキモノ、百貨店の(キモノ販売の)役割、柄と流行など多岐渡って調査、研究しています。「着物を着る」と経験する不都合や疑問点。それを解決するには「昔の人はどうしていたのだろう?」と思うことが皆さんにもあるのでは。生き証人が身近にいない昨今、本書は服飾・文化史の観点でキモノとの付き合い方の勇気を与えてくれます。キモノの不自由さが時代の変遷とともの生じようとも、その状況に応じて、着物を着易くする工夫と努力があったことを知るという、温故知新。古(いにしえ-とっても昭和だけれど!)から現代に繋がる、着物を未来に残すためのヒントを探す手がかりになる一冊だと思います。特に、洋装の普及に対抗できず、きもの産業を担えなかった(キツくてすみみません-苦笑)いわゆる呉服業界の男性に、女性、着物ユーザーの視点を意識して、読んでもらいたいと思いました。面白い一冊だと思います。【着物好き・きもの業界関係者向け】(と) 登録日 : 2006年11月05日 13:32:43


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