MY本棚(grapefruits-choudai)
ビブリア古書堂の事件手帖 2 栞子さんと謎めく日常 (メディアワークス文庫)
三上 延
アスキー・メディアワークス
(2011年10月25日)
日本文学
読み終わった
ライトノベルはさくさく読めてしまうし、どんどん続編が出るからCP悪いな……
例によって、古書にまつわる四方山話を知ることができて、面白い。
「時計じかけのオレンジ」は映画を観ただけだったが、原作の完全版によると、あの続きがあるというのは気になった。...
How Starbucks Saved My Life: A Son of Privilege Learns to Live Like Everyone Else
Michael Gates Gill
Gotham
(2008年09月02日)
実用書
読み終わった
How starbucks saved my life
しみじみと胸にせまる自叙伝である。
白人支配階級として恵まれた人生から見放され、坂道を転げ落ちるように転落した老人男性の失意と再生の物語だ。
生まれた時から欲と名声を意のままにし、何不自由ない生活を送っていた彼は傲...
ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち (メディアワークス文庫)
三上 延
アスキーメディアワークス
(2011年03月25日)
日本文学
読み終わった
古書店の女店主とアルバイトの男の子との、古書にまつわる謎解き。
おそらくターゲットは20代前半くらいか。挿絵が豊富で、大人のラノベの雰囲気。メイドさんや魔法使いの寓話を卒業した世代が次に手に取るようなマーケティングをしたのであろうことが伺える。
...
世界の終わり、あるいは始まり (角川文庫)
歌野 晶午
角川書店
(2006年10月)
日本文学
読み終わった
自分の息子が幼児連続誘拐殺人事件に関わっていたとしたら……
ふとしたきっかけから息子が事件に大きく関与しているのではないかと疑念を抱く前半部分のミステリから一転、後半は一家の主である富樫の苦悩の物語に変化する。
誰にも言えない疑念をかかえ、息子...
約束 (角川文庫)
石田 衣良
角川書店
(2007年06月)
日本文学
読み終わった
病気や怪我、大切な人の喪失などで、自分の時間を止めたままでいるいる人々が、最後に前を向いて歩いていくというのが主題である。本当のことをいえば、あまり好きな種類の連作短編集ではなかった。
しかし、あとがきがよかったら、納得できた。
石田衣良の小説...
無間人形―新宿鮫〈4〉 (光文社文庫)
大沢 在昌
光文社
(2000年05月)
日本文学
読み終わった
新宿鮫シリーズ4作目。2作目の「毒猿」と3作目の「屍蘭」が個人的には最高に面白かったので、その期待を胸に読んだ。
満足するできではあったが、涙するほどではなかったかな。
大沢氏は今作で直木賞作家になるわけだが、この文学賞自体、作家の最高傑作に与えられ...
阪急電車 (幻冬舎文庫)
有川 浩
幻冬舎
(2010年08月05日)
日本文学
読み終わった
西宮北口駅を挟んでV字型に運行している、10駅の阪急今津線。その電車に乗り合わせた人々の群像劇。老若男女が乗り降りしながら紡いでいく物語。
切なさと楽しさが入り交じって電車は進む。はっとさせられたり思わずニンマリしたり、ハートウォーミングな物語だっ...
叫びと祈り (ミステリ・フロンティア)
梓崎 優
東京創元社
(2010年02月24日)
日本文学
読み終わった
5つの短編から構成される連作推理小説。
ジャーナリストとして、世界をまたに翔ける主人公、斉木。彼が訪れた先で起こる数々の不可解な謎や事件。最後には鮮やかに解き明かす斉木の名探偵ぶりが楽しい。
サハラ砂漠のキャラバンに同行取材する、一作目もよかっ...
ばらばら死体の夜
桜庭 一樹
集英社
(2011年05月02日)
日本文学
読み終わった
多重債務者の女と過去に多重債務を負っていた男を主軸に、人の心の闇と生きる上での狡猾さが浮き彫りにしていく。
数人の登場人物それぞれが章ごとに主人公として連作ぽく物語が展開していく。物語には一貫性を感じ無かったが、最後の最後でおぼろげにリンクして...
むかし僕が死んだ家 (講談社文庫)
東野 圭吾
講談社
(1997年05月14日)
日本文学
読み終わった
実は東野圭吾は好きなタイプの作家ではない。多作なベストセラー作家ってどうも触手が伸びない……
そんな訳でこの作品も、どこで自分の部屋の本棚に混じったのかよくわからないが、たまたま暇つぶしに手に取ってみただけだった。
昔の恋人に依頼されて、彼女の失...
錨を上げよ(下) (100周年書き下ろし)
百田 尚樹
講談社
(2010年11月30日)
日本文学
読み終わった
この長い物語を読み終わった今、主人公の作田又三と自分の思い出の幾つかの断片を重ねて、振り返ってみる。
人生は求めても求めても手に入らないことの連続だ!
何度も同じ失敗をして同じ轍を踏む又三に、「またか!」と呆れさせられ、しかし彼はその度に這い上...
錨を上げよ(上) (100周年書き下ろし)
百田 尚樹
講談社
(2010年11月30日)
日本文学
読み終わった
長い。
文章も読みやすいのに、なかなか先に進まないのは何故か。
一人の大阪人の一代記だ。(おそらく。上巻しか読んでいないが)
腕っぷしが強く、けんかに明け暮れ、いかさま麻雀で日銭を稼ぎ、ヤクザと乱闘。電気製品メーカーの倉庫で窃盗。あげくに警察に...
ジェノサイド
高野 和明
角川書店(角川グループパブリッシング)
(2011年03月30日)
日本文学
読み終わった
アフリカ大陸コンゴでの秘密作戦に身を投じる傭兵のイェーガーと、東京の大学で薬学を学ぶ研人。アメリカによる極秘プロジェクトに翻弄され、二人の運命が交錯していく。そして極秘プロジェクトは全人類の存亡をかけたものだった……
壮大な物語だ。まるでハリウッ...
悪の教典
貴志 祐介
文藝春秋
(2011年11月)
日本文学
読み終わった
これまでのところ、今年読んだ小説でもっとも面白かった。
人の痛みに共感するという感情を持たない高校教師の蓮見。自分の目的を遂行するために、正確に周囲の人々や生徒を殺めていく。
冷酷に、正確無比な技術によって屍の山を築いていくその様はある種、痛快...
ポプラの秋 (新潮文庫)
湯本 香樹実
新潮社
(1997年06月)
日本文学
読み終わった
もっとこういう小説があればいいのに。
悩みや苦しみを抱えている人は、たまにはこんな物語を読むとよいかもしれない。
父親を事故で失った7歳の女の子と一人の母親に、彼らが移り住んだアパートの大家であるおばあさんたちとの交流。大人びた少女の視点で彼らの...
完全なる首長竜の日
乾 緑郎
宝島社
(2011年01月08日)
日本文学
読み終わった
自殺未遂で昏睡状態に陥っている弟。姉は、昏睡患者と意思の疎通ができる「センシング」という技術を使い、弟の死の原因を探ろうとする……
映画「インセプション」のような設定。夢なのか現実なのかその境界が崩れて行く描写にゾクゾクした。
しかし満足できな...
今はもういないあたしへ… (ハヤカワ文庫JA)
新井 素子
早川書房
(1990年01月)
日本文学
読み終わった
「今はもういないあたしへ……」と「ネプチューン」のSF中編2作の収録作である。特に「今はもういないあたしへ……」に一言。発表された当時もこの文体に賛否両論だったというのは後から知った。
言葉の選び方の大切さをこの本で学ぶことができた。第二次言文一致運動...
背の眼〈下〉 (幻冬舎文庫)
道尾 秀介
幻冬舎
(2007年10月)
日本文学
読み終わった
賭け値なしに面白かった。
とある東北の山奥の村で起こる陰惨な殺人事件を巡る謎を追いかける、作家である主人公とパートナーの心霊研究家である真備と真備の部下である凛。
よい作品というのは、それぞれのキャラクターの造形も素晴らしいものなのだな。
心霊現...
社会の真実の見つけかた (岩波ジュニア新書)
堤 未果
岩波書店
(2011年02月19日)
実用書
読み終わった
メディアが報道する情報がどのように操作され、どのように大衆が導かれて行くかをざっくり論じているこの作品。
アメリカでの経歴が長いジャーナリストなので、内容がアメリカに偏っているのは仕方がないのか。
日々溢れる情報の中から、何を選んでいかに自分の...
背の眼〈上〉 (幻冬舎文庫)
道尾 秀介
幻冬舎
(2007年10月)
日本文学
読み終わった
私の最も好きなミステリ作家である道尾秀介のデビュー作。
福島の片田舎である白峠村で起こった猟奇的な児童殺人事件とそれに続く児童失踪事件。白峠村を旅した主人公が、その土地で目にする怪奇現象。主人公の古い友人である心霊研究家、真備に調査を依頼して……
...
ペンギン・ハイウェイ
森見 登美彦
くまおり 純
角川書店(角川グループパブリッシング)
(2010年05月29日)
日本文学
読み終わった
大人になると忘れてしまう、子供時代の大切な何かを思い出させてくれる物語。
秘密基地、空き地、森の中、探検……
久しぶりに子供時代のドキドキ感を味わう事ができた。最近、そういうドキドキを味わっていないなあ。
森見氏のこれまでの作風とはがらりと変わ...
悼む人〈下〉 (文春文庫)
天童 荒太
文藝春秋
(2011年05月10日)
日本文学
読み終わった
人が亡くなった様々な現場を、巡礼するかのごとく訪れる静人。彼と関わった人々を通して彼の行いや人となりを描く本作。
初めは懐疑的だった人々が、次第に彼の「悼み」に共感していく様は、実によく描かれていく。私個人として、若くして友人が亡くなったりとい...
悼む人〈上〉 (文春文庫)
天童 荒太
文藝春秋
(2011年05月10日)
日本文学
読み終わった
殺人現場、自殺現場、事故現場、火災現場…… 縁もゆかりもない死者を悼むために、全国を巡礼する若者。いったい何のために?
若者の母親、実際になくなった被害者の妻、週刊誌の記者と三者三様の視点で若者の行いを見つめる。現実から乖離している話なので、スム...
横道世之介
吉田 修一
毎日新聞社
(2009年09月16日)
日本文学
読み終わった
何でもない日常を描いているだけなのに、なぜこんなにも愛おしい物語になるのだろう?
吉田修一の作品は「最後の息子」、「パークライフ」、「東京湾景」、「悪人」しか読んでいないが、本作がもっとも良かった。清々しい気持ちになれた。
田舎から東京に上京...
パイロットフィッシュ (角川文庫)
大崎 善生
角川書店
(2004年03月25日)
日本文学
読み終わった
真っ暗な部屋でぼんやりと照らされた水槽。閉ざされた人工の小さな世界で泳ぐ小さな魚たち。
ある種の静謐さを湛えた時間と空間を生きる生物。
この物語を読んでいるときに、不思議と幸福を感じた。
「幸福は本当の幸福ではなくて、幸福の過程にしか過ぎず……...
まっ白な嘘 (創元推理文庫)
フレドリック・ブラウン
中村 保男
東京創元社
(1962年05月25日)
海外文学
読み終わった
短編の名手というので、読んでみた。
なるほど、納得。どの短編もあっと驚くラストが用意されて、飽きさせない。
無駄をそぎ落としたプロットの前には、ため息すら出てしまう。
妻と口論の挙句に男が犯した罪の悲哀を描く「後ろで声が」、銀行強盗の共犯と目さ...
ザ・万歩計 (文春文庫)
万城目 学
文藝春秋
(2010年07月09日)
日本文学
読み終わった
「鹿男あをによし」、「鴨川ホルモー」、「プリンセス・トヨトミ」と出す小説のどれもが馬鹿馬鹿しい設定であるのに、どうにもやめられないかっぱえびせんのような作品。
「一体この著者の頭の中はどうなっているのか?」と初エッセー集を読んでみた。やっぱりちょ...
不思議の扉 午後の教室 (角川文庫)
大森 望
角川書店(角川グループパブリッシング)
(2011年08月25日)
日本文学
読み終わった
私の今、もっとも気に入っているアンソロジーの最新作。
10代向けの作品集だ。今回のテーマは「午後の教室」。このテーマに沿って、大森氏が古今東西の名作を集めている。
小松左京の「お召し」、平山夢明の「テロルの創世」、ジョー・ヒルの「ポップ・アー...
幻の女 (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 9-1))
ウイリアム・アイリッシュ
稲葉 明雄
早川書房
(1976年04月30日)
海外文学
読み終わった
ミステリファンによるオールタイムミステリをあげると、必ずどこかで上位に入っている本作。期待を込めて読んでみた。
妻殺しの容疑で死刑が決まった男。彼のアリバイを実証する唯一の女がいる。男は親友にその女を探してくれるように依頼する。しかし、彼女は見...
音もなく少女は (文春文庫)
ボストン テラン
Boston Teran
文藝春秋
(2010年08月04日)
海外文学
読み終わった
薬の売人の娘である聾者イブを軸に、女たちの生き様を描いた本作。
護られる存在であったj彼女が、時を経て護る存在になる。ブロンクスの移ろいを背景に、心の機微が色彩豊かに描かれる。
思わせぶりなプロローグからすると、この作品はミステリのように思わざる...
乱調 (講談社文庫)
藤田 宜永
講談社
(2008年06月13日)
日本文学
読み終わった
売れっ子ミュージシャンだった息子の自殺の原因を突き止めるために、フランスから帰国した村井。彼の前に現れた女子高生の深雪。謎めいた彼女に次第に虜になっていく中年男の性愛模様。
いくつになってもとどまらない男の性欲。家庭を持ちながら、若い女に傾倒し...
ソロモンの犬 (文春文庫)
道尾 秀介
文藝春秋
(2010年03月)
日本文学
読み終わった
青春ミステリの傑作。
うぶな主人公に共感。いつかの自分と重ね合わせてドキドキしました。初恋の女の子とのぎこちない会話や、目の前にしての心臓バクバクに胸がしめつけられそうに!
主人公の大学生に近しい少年が飼い犬に引っ張られたことにより車に引かれて...
フリーメイソン (講談社現代新書)
吉村 正和
講談社
(1989年01月17日)
実用書
読み終わった
「フリーメイソン=世界を牛耳る悪の秘密結社」というのは、オカルト好きな私にも、ある種の蠱惑的な響きがあった。
確か、オウムのサリン事件のあとで、オウムのHP上に、「オウムの歴史とフリーメイソンのつながり」を論じるコラムがあったような気がする。(記憶は...
東京湾景 (新潮文庫)
吉田 修一
新潮社
(2006年06月)
日本文学
読み終わった
吉田修一の著作はこれで4作目。
純文系からエンタメ系に少しずつシフトしている著者であるが、そんな中でも変わらないものもある。どんな物語を描いていても、氏の作品には、どよんとした曇り空が似合う。そこには光はない。夢もない。希望もない。(ちょっと言いす...
4ページミステリー (双葉文庫)
蒼井 上鷹
双葉社
(2010年12月15日)
日本文学
読み終わった
ショートショートのミステリ60編。
中には「!」とうなるものもあれば、「あれれ……」とがっかりするものもある。玉石混合っていう感じ。トータルで見れば、まあまあかなあ。
どの作品も4ページの枠内にすべてを詰め込むのは無理な話なので、多くは望めない。
...
星を継ぐもの (創元SF文庫)
ジェイムズ・P・ホーガン
池 央耿
東京創元社
(1980年05月23日)
海外文学
読み終わった
SFにはうとい私だ。SF、特にハードSFのオールタイムベストの上位に連ねる本作。ミステリとしても一級だというので、トライしてみた。
「月面で発見された死体は、地球人とそっくりでしかも5万年前のものだった」という冒頭。こんな謎を提示されたら、否が応でも食...
世界の教科書でよむ〈宗教〉 (ちくまプリマー新書)
藤原 聖子
筑摩書房
(2011年07月07日)
実用書
読み終わった
宗教間の対立は過去の歴史を振り返るまでもなく、今も世界の各地で紛争の火種になっている。人間の幸福への希求が宗教を生み出したというのに、そのために心を悩ませている人々が世界には多い。
しかし、自分たちが信じる宗教について深めるのはもちろんのこと、...
ロリータ (新潮文庫)
ウラジーミル ナボコフ
Vladimir Nabokov
新潮社
(2006年10月)
海外文学
読み終わった
12歳の少女に狂おしい恋を抱いてしまった中年男ハンバートの数奇な運命。
その少女を手に入れて弄ぶエロティシズム・フェティシズム溢れまくりの第一部。
オイラは決してロリコンではないが、それでも読んでいる時は少女の一挙手一投足に心を奪われてしまった…...
蒼穹の昴(下)
浅田 次郎
講談社
(1996年04月17日)
日本文学
読み終わった
胸に迫るクライマックス。
下巻に入り、怒涛のような展開に、振り回されっぱなしの心!
清朝末期の動乱に翻弄される登場人物たち。
立場や思想はばらばらでも同じ願いを持っていた彼ら。
対外的には列強に国土を蹂躙され、体内的には不正や汚職にまみれて失墜...
蒼穹の昴(上)
浅田 次郎
講談社
(1996年04月17日)
日本文学
読み終わった
私のもっとも好きなタイプの物語かもしれない!
舞台は中国の清王朝。宦官と官吏という別々の道を歩む幼馴染。
権力争いに明け暮れる紫禁城内。それに乗じて王朝転覆を狙う列強諸国。運命に翻弄される二人はいつしか敵味方に分かれて……
まだ上巻しか読んでい...
1Q84 BOOK 3
村上 春樹
新潮社
(2010年04月16日)
日本文学
読み終わった
なんだかんだ言ってもラストにかけての展開はよかった。こういうエンディングは村上春樹の物語では珍しいのでは。でもBook3で終わりではなさそうなので、これが純粋な結末ではないのだろうけれど。
中盤まで、やたらこれまでの帳尻あわせというか、説明過多な文...
恋するおもちゃ (角川文庫)
サタミシュウ
角川書店(角川グループパブリッシング)
(2011年05月25日)
日本文学
読み終わった
普通におもしろい。
しかし、サタミシュウだからこそ期待してしまうものがある。残念ながらその期待を上回ることはなかった。
とにかく巧い。やたら巧さだけが際立っている。つまり本質的なところで勝負していないんじゃないのか?
ミステリ仕立ての官能小説と...
失踪家族 (ヴィレッジブックス)
リンウッド ・バークレイ
高山祥子
ヴィレッジブックス
(2010年08月20日)
海外文学
読み終わった
25年前の夜、自分だけを残して忽然と姿を消した家族。
生きているのかいないのか。一体何があったのか?
主人公が戸惑いながら生きていく現実を夫の視線から描く本作。
彼ら夫婦の周囲で起こる怪事件。
それらを通して、お互いを信じられなくなっていく夫...
子猫が読む乱暴者日記 (河出文庫)
中原 昌也
河出書房新社
(2006年02月04日)
日本文学
読み終わった
小説の文法からは外れたアウトロー的な作品集。
物語が完結していない。いや、始まってすらいないのである。
常人の理解を超える、まさしくノイズ小説。
作者自ら、あとがきで触れていることだが、他に読むべき小説は山ほどある。
たまたまトラップにひっ...
ユージニア (角川文庫)
恩田 陸
角川グループパブリッシング
(2008年08月25日)
日本文学
読み終わった
初めての恩田陸。
宮部みゆきと似てるんですね。
中盤まではかなり嵌ったが、クライマックスまでにはテンションが下がってしまった。
北陸の地方都市で起こった凄惨な大量毒殺事件。
帝銀事件を思わせる。
親族の中で唯一生き残った少女が犯人なのか?...
つきのふね (角川文庫)
森 絵都
角川書店
(2005年11月25日)
日本文学
読み終わった
清々しい。心の洗濯ができました。
仲良しだった中学生男子一人女子二人。
ちょっとした事件がきっかけで、心に距離が出来てしまった彼らの青春。
街に多発する放火事件の行く末を絡め、彼らの心の変化を描いていく。
素直になるのって、難しいですね。 ...
初恋 (光文社古典新訳文庫)
トゥルゲーネフ
沼野 恭子
光文社
(2006年09月07日)
海外文学
読み終わった
狂おしい初恋の想い出。
初めてのキスのこと。
読んでいて、その時の気持ちが一気に胸に去来した。
ああ懐かしい日々!!
ですます調の文体に少年の素直な気持ちが現れている。
オイラにだって、そんな無垢な心があった!(はずだ)
初恋というのは...
旅の理不尽 アジア悶絶編 (ちくま文庫)
宮田 珠己
筑摩書房
(2010年05月10日)
日本文学
読み終わった
たまきんぐ2冊目。
旅行記ということになっているのだが、特に旅先のスポットの詳細やその土地の背景など何も語られない。ただそこで糞便をもらしそうになったとか、金をぼられたとか、女に言い寄られたとか自分のことばかり。
この人の場合、語り口がさえま...
金閣寺 (新潮文庫)
三島 由紀夫
新潮社
(2003年05月)
日本文学
読み終わった
自分を抑圧する究極の美としての金閣寺のイメージ。
そんな「幻としての金閣寺」を抹殺するために「金閣寺そのもの」に放火する見習い禅僧。
持病の吃りを抱え、世界は常に内に向かっていく主人公。
疑念が疑念を呼び、ずんずん狂気に落ちていく過程が重苦し...
ハゲタカ2(下) (講談社文庫)
真山 仁
講談社
(2007年03月15日)
日本文学
読み終わった
深く感動した。
しかも途中で終わっているじゃないですか。
次がまだ読めるということですね。嬉しい限りです。
経済小説は基本的に生モノなので、旬の内に読まなければ意味がない。
今、このタイミングで読めたのは運が良かった。
何とか間に合ったよう...
シューマンの指 (100周年書き下ろし)
奥泉 光
講談社
(2010年07月23日)
日本文学
読み終わった
ため息がでるほどビタースイートな物語だった。
シューマンを愛する天才ピアニストの修人と主人公の私。彼ら二人を軸に、ロマン派以降を代表する作曲家シューマンの曲を主旋律に、失われた修人の指にまつわるミステリーが紡がれていく。
まるでボーイズラブ...
犬神博士 (角川文庫)
夢野 久作
角川グループパブリッシング
(2008年12月25日)
日本文学
読み終わった
昭和初期の民衆の活力がビシビシと伝わってくる。
犬神博士と呼ばれる奇人の幼少期の物語。
貧乏旅芸人に連れられて、福岡近辺にたどり着いたチイが、その街を揺るがす大事件に巻き込まれ、いつの間にかその中心として事件を治めようと大活躍。
「ところが...
ぼく東綺譚 (新潮文庫)
永井 荷風
新潮社
(1951年12月27日)
日本文学
読み終わった
つかぬ間の淡く切ない恋。
遊びを味わい尽くした大人でなければわからない恋の味わいだろう。
厳密にはこの作品からの引用ではないが…
「つまり彼は真白だと称する壁の上に汚い種々な汚点を見出すよりも、投捨てられた襤褸の片にも美しい縫取りの残りを発見...
ハゲタカ2(上) (講談社文庫)
真山 仁
講談社
(2007年03月15日)
日本文学
読み終わった
プロローグから一気に引き込むストーリーテリングの巧さ。前作以上にスリリングな展開。読んでいるだけで、血流が早くなりそうだ。
それにしても時代を的確に捉えている。いまや死に体の名門企業、企業買収のプロ、企業再生のプロ、メインバンク、それぞれの思惑...
バスジャック (集英社文庫)
三崎 亜記
集英社
(2008年11月20日)
日本文学
読み終わった
7つの作品からなる短編集。
何だか粒が不揃いでクオリティが揃っていない気がするな。
三崎亜紀ならではの、不条理&透明感は健在だが。
「しあわせな光」のように普通に幸せな作品は、この作家には誰も求めていない!
読者が求めているものを裏切りたかっ...
城 (新潮文庫)
フランツ カフカ
Franz Kafka
新潮社
(1971年04月)
読み終わった
とある城に測量士として呼ばれて来たK。近くにある城なのに、なぜかなかなかたどり着けない。近づこうと思えば、ありとあらゆる邪魔が入る。
得体の知れない村。誰もKのことを知らない村人たち。
そこでは、職業のみが彼の存在を表しているのだ。
しかし、本来...
優しいサヨクのための嬉遊曲 (新潮文庫)
島田 雅彦
新潮社
(2001年07月)
こころ (新潮文庫)
夏目 漱石
新潮社
(2004年03月)
眠れぬ真珠 (新潮文庫)
石田 衣良
新潮社
(2008年11月27日)
罪と罰〈下〉 (新潮文庫)
ドストエフスキー
工藤 精一郎
新潮社
(1987年06月)
罪と罰〈上〉 (新潮文庫)
ドストエフスキー
工藤 精一郎
新潮社
(1987年06月)
はやくいって (角川文庫)
サタミシュウ
角川グループパブリッシング
(2009年02月25日)
パラレル (文春文庫)
長嶋 有
文藝春秋
(2007年06月)
空の中 (角川文庫)
有川 浩
角川グループパブリッシング
(2008年06月25日)
仮面の告白 (新潮文庫)
三島 由紀夫
新潮社
(2003年06月)
アルキメデスは手を汚さない (講談社文庫)
小峰 元
講談社
(2006年09月16日)
対話篇 (新潮文庫)
金城 一紀
新潮社
(2008年06月30日)
スプートニクの恋人
村上 春樹
講談社
(1999年04月20日)
最後の息子 (文春文庫)
吉田 修一
文藝春秋
(2002年08月)
忍びの国
和田 竜
新潮社
(2008年05月)
二つの祖国〈下〉 (新潮文庫)
山崎 豊子
新潮社
(1986年11月)
二つの祖国〈中〉 (新潮文庫)
山崎 豊子
新潮社
(1986年11月)
二つの祖国〈上〉 (新潮文庫)
山崎 豊子
新潮社
(1986年11月)
Holes
Louis Sachar
Yearling
(2000年05月09日)
新訳 ハムレット (角川文庫)
ウィリアム シェイクスピア
William Shakespeare
角川書店
(2003年05月)
重力ピエロ (新潮文庫)
伊坂 幸太郎
新潮社
(2006年06月)
ひざまずいて足をお舐め (新潮文庫)
山田 詠美
新潮社
(1991年11月25日)
転々 (新潮文庫)
藤田 宜永
新潮社
(2005年08月)
白夜 (角川文庫クラシックス)
ドストエフスキー
小沼 文彦
角川書店
(1958年04月)
リボルバー (光文社文庫)
佐藤 正午
光文社
(2007年12月06日)
赤と黒 (下巻) (新潮文庫)
スタンダール
小林 正
新潮社
(1958年05月)
赤と黒 (上) (新潮文庫)
スタンダール
小林 正
新潮社
(1957年02月)
ライン (講談社文庫)
乃南 アサ
講談社
(1997年11月14日)
ブエノスアイレス午前零時
藤沢 周
河出書房新社
(1998年08月)
死国 (角川文庫)
坂東 真砂子
角川書店
(1996年08月)
亡国のイージス 下(講談社文庫)
福井 晴敏
講談社
(2002年07月16日)
亡国のイージス 上 (講談社文庫)
福井 晴敏
講談社
(2002年07月16日)
青の炎 (角川文庫)
貴志 祐介
角川書店
(2002年10月)
黒い家 (角川ホラー文庫)
貴志 祐介
角川書店
(1998年12月)
十三番目の人格(ペルソナ)―ISOLA (角川ホラー文庫)
貴志 祐介
角川書店
(1996年04月)
本棚の絞り込み
本棚の表示内容を複数の条件で絞り込みや並び替えができます。
ジャンル
-
すべて
(236)
-
本
(233)
-
洋書
(2)
-
その他
(1)
カテゴリ
読書状況
★評価
並び変え