ザ・万歩計 (文春文庫 ま 24-1)

著者 :
  • 文藝春秋 (2010年7月9日発売)
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感想 : 216
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「鹿男あをによし」、「鴨川ホルモー」、「プリンセス・トヨトミ」と出す小説のどれもが馬鹿馬鹿しい設定であるのに、どうにもやめられないかっぱえびせんのような作品。
「一体この著者の頭の中はどうなっているのか?」と初エッセー集を読んでみた。やっぱりちょっとおかしな人だった。

偏執的にゴキブリが苦手である私。著者が部屋でゴキブリと戦う日常を描いた「御器齧り戦記」には鳥肌を立てながら読むことになった。これほど共鳴できたので、私は万城目氏が大好きだ。

他にも、80年代、90年代歌謡曲の話しとか、バックパッカーのエピソードなどハマるツボがたくさんある。もう一冊出ているエッセイ集も早く読まねば。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 日本文学
感想投稿日 : 2011年9月20日
読了日 : 2011年9月20日
本棚登録日 : 2011年9月20日

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