このムダな努力をやめなさい: 「偽善者」になるな、「偽悪者」になれ
- 三笠書房 (2012年10月9日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (184ページ)
- / ISBN・EAN: 9784837924685
感想・レビュー・書評
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ツボッた。
日本人の九割は英語いらない、のひと。 -
読んでいて内用に共感出来る。久々にこんな面白い本に出会った。途中、上から目線で見る部分だけ疑問が有ったが、全体として成毛氏の意見に同感だ。簡単に読めるのでおすすめ出来る一冊である。
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「偽善者」ではなく「偽悪者」になれ、という表紙の通り、著者のメッセージは他の本の主張とは趣を異にする。例えば「自分の今やりたいこと、やろうとしていることに全力で向き合えば良い。やりたくないことは他人に任せなさい」とか、「もっと自分の欲に忠実になれ」という言葉により、もう無駄だと思ったことはしなくて良い、という勇気をもらえる。限られた時間を有意義に使うことで、自分の人生が良くなるという考え方が、疲弊した現代人の胸にすっと落ちる。
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相変わらず「自分これでいいのダ」的な天才バカボン発言のオンパレードです。
好き嫌いはハッキリ分かれると思います。著者も文中で「まわりの空気なんて読まなくていい」と断言しておられますので、まさに言行一致?のお方です。
内容は極論です。なかなか真似できない。でも著者にとってはこれが本音なんでしょう。実際そのように生きて来られ、ご本人の認識としてはそれで成功しておられる。
読む方としても、イケイケドンドン絶好調な時に巡り合っていれば、それなりに波長が合いそうですが、そうじゃない時にはちょっとシンドイかも。だから凡人は凡人どまりなんでしょうかね…(汗)
今さらフォローしようとしているわけでもありませんが、これはいいなと思える文章も結構ありました。最後にいくつかご紹介します。
・「好きなこと」があなたの生きる武器になる
・無理して社交的にならない
・「チームワーク」だけは軽視してはいけない
・「反省」はしても「後悔」はしない
・「数を打たない」とチャンスはつかめない -
自分が「やりたいこと」「好きなこと」「得意なこと」で思う存分本領を発揮する。とにかく誰にも負けないものを作るために、得意なことに努力しなければと感じた1冊です。本のまとめ、ブログは以下に載せています。
http://kashiwabaray.com/blog/index.php?itemid=74&catid=2 -
安心の成毛節です。が、目新しい観点はないので、著者の作品を読んだことのある人はとりたてて読まずともよいでしょう。
まえがきにある
「人に好かれるための努力なんて無駄だ。はっきりいうが、好かれる人は何もしなくても好かれるし、嫌われる人は何をやっても嫌われる」
という言葉が、成毛さんの考え方をとても表していますね。 -
このムダな努力をやめなさい
成毛さんは、いいんだよね。もう、好きなんだからしょうがない。
成毛さんの著作はほとんど読んでいる。そして、どれも大概テーマは同じである。そして、本書は休憩に書いたんじゃないかというくらい新しい内容が無い。
それを踏まえた上で、星5つ。
成毛さんの本は、精神に刺激を与えてくれる。知識ではないのだ。読書体験として非常に優れている。
(成毛さんがソファーでワイン片手にふんぞり返って話しているのを勝手にイメージしてます)
ネットでは、成毛さん批判をよく見かける。大別すると2種類。
一つは、感情的に嫌いというもの。これはよくわかる。僕は、紙一重の所で大好きなだけだ。
もう一つは、氏の矛盾点を指摘するもの。これをネットで見かけると、なるほどと、納得することもある。
しかし、これを書いているのは成毛さん。学者ではない。矛盾なんて、あるのが当たり前。本著の中でも朝令暮改のススメの項目があるぐらいだ。矛盾してるね、ふふふ。ぐらいの半笑いでちょうど良いのではないか。
成毛さんの魅力とは何か。それは、自分の凝り固まった考えをほぐしてくれること。もう、腕利きのマッサージ師だね。
曰わく、努力が報われるなんて嘘、今の老外の世代が寿命になったらマシになるのではないか・・・。
この成毛節にハマったら抜けられない。一度は、体験をオススメ。 -
書店で平積みになっていて、成毛さんの著書だけに…ということでついで買いし、読了。
いつもの成毛節で痛快、しかし、自分自身、成毛さんが指摘するところの「ムダなイタい努力」をしているなあ…と、身につまされもする。
それでも、読み終わると肩の力が抜けている一冊。 -
よくあるハック的な仕事術の本ではなく、どちらかといえば勝間和代氏の著作などにある「仕事ができる人」がさらに効率的に仕事をするための方法論的な内容
具体的には『どうせ努力をしてもすべてが報われるわけではないのだから、自分が「やりたいこと」「好きなこと」「得意なこと」で思う存分本領を発揮するのが、成功への最短距離であり、無駄な努力をしているヒマはない。』といった内容かな
これを、オブラートに包まずズバズバ言っているあたりはさすがという感じで、すごく面白かった。
「はじめに」の部分からズバズバと言ってます
・「努力」という言葉を聞いたとき、成功、勝者、美徳といった、美しい言葉をすぐに連想した人は、これからの時代を生き残っていけないと、まずは断言しておきたい。(P1)
・たとえば、仕事で対して使いもしないのに英語の勉強をするのは無駄だ。今役に立っていないスキルが将来役に立つ可能性は低い。どうせやるならもっと仕事に直結する勉強をした方がいい。(P2)
・ビジネスにおいては、人に「好かれる」必要はない。それよりも「信頼される」ことが重要だ。部下を上手に動かすための方法、などといったセミナーに通ったりするのは愚の骨頂である。結果さえ出せば部下は勝手についてくるものだ。(P2)