読了。
昔、中国で仕事してた時のパートナーが、「Cultural Revolutionがあらゆる価値観を破壊し、Selfishな人しか生き残れない国を作り出した」と言ってたのを思い出した。本書は、そんな中でも、愛情や人間の尊厳を失わなかった人たちの貴重な記録でもあると思う。
一方、文革を終わらせた鄧小平に対する慕情からか、時系列としてあって然るべき第二次天安門事件の記述はほぼ皆無で、エピローグの唐突感は否めず。
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- 感想投稿日 : 2016年3月30日
- 読了日 : 2016年3月30日
- 本棚登録日 : 2016年3月7日
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