読了。
一見、ど真ん中でネオリベラリズムを謳歌しているように見える商社の元トップが、斯様なメンタリティの持ち主というのは非常に興味深い。資本主義の暴力性に対し、非常に倫理的且つ禁欲的に対峙しようとする様は、ある意味自己矛盾を孕みながらも何らかの解を提示しているように思える。
一方、「愛国心を持ちすぎるのは副作用が…」のくだりや、頻出する「ブルジョワジー」に対する嫌悪感みたいなところに、ちょっと昔取った杵柄?の残滓が見え隠れしてて面白い。
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- 感想投稿日 : 2016年11月1日
- 読了日 : 2016年11月1日
- 本棚登録日 : 2016年11月1日
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