プロ野球解説者の嘘 (新潮新書 412)

著者 :
  • 新潮社 (2011年3月1日発売)
2.88
  • (2)
  • (8)
  • (24)
  • (14)
  • (2)
本棚登録 : 141
感想 : 19
4

上映間近のオークランド・アスレチックスのGMビリージーンの独特のプロ野球観と選手編成ポリシーを描いた「マネーボール」。

その中に「犠打悪者論」がある。「犠打は得点になんら影響を与えていないので無駄死に過ぎない」。これがはたして事実なのか?また「ノムさんの説である“野球は投手が7割”は真実か」、「首位打者と本塁打王がいた横浜が、なぜ最下位だったのか」など、プロ野球界にはびこる俗説・永遠の疑問を綿密なデータを駆使して分析。ただ各章の分析を総合し、優勝するチーム像を描くとこうなる。

オフェンス面では1 ・2番の出塁率が高く、得点機に4・5番が打つ、ディフェンス面では6回までリードしていれば、勝率は.870。至極当たり前で、つまんない結果。なんで、パーツ、パーツで読んで、解説を聴く、監督の采配を見ると面白い。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: スポーツー野球
感想投稿日 : 2011年9月29日
読了日 : 2011年9月29日
本棚登録日 : 2011年9月29日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする